【RIZIN】朝倉未来が鉄パイプでKOされた壮絶”しくじり” も! 少年院経て不良たちに送るメッセージ
5月4日(月)深夜に放送された『しくじり先生』(テレビ朝日 深夜0:15~/ABEMA 深夜0:45~)に、RIZINで活躍中の朝倉未来(27=トライフォース赤坂)が出演した。
朝倉は中学・高校時代は喧嘩に明け暮れ、2013年からは前田日明が主宰する不良格闘技大会『ジ・アウトサイダー』に参戦し、65-70kg王者となった。
RIZINには18年8月から参戦し、元修斗世界ライト級王者で元UFCファイターの日沖発、矢地祐介らのトップ選手らに勝利。昨年末には米格闘技団体ベラトールの強豪ジョン・マカパに勝利するなどRIZINでは現在無敗だ。
”路上の伝説”と呼ばれるほど学生時代には喧嘩に明け暮れていたこともあり、番組内では冒頭に「ヤンチャをしている人が死なないための授業をしたいと思います」と前置きし、その一言目からの衝撃発言にスタジオはざわついた。
学生時代に自分こそが最強だと考えていた朝倉は、先輩に対して敬語を使う理由が分からなかった。
「決められたルールを守るのが嫌いでしたね。中学の時に先輩から速攻呼び出されて返り討ちにしました。すると、どんどん強い奴が来て喧嘩してたけど勝ち続けてました」
と勝てばまた強い相手が現れ、終わることのない無限ループに陥っていった。
数々の武勇伝を語ったあと、衝撃の敗北が訪れる。暴走族との対決の時だ。
3対3で喧嘩をする約束をしたところ、現場へ行くと50人の暴走族に囲まれたという。
朝倉は念のためにと自分を含め10人で向かったが、仲間の内8人は逃げ出し、何と2人で50人を相手にすることになるも、朝倉は全く動じずに戦った。
しかし、一人を相手にしていたところ、後ろから鉄パイプで殴られて意識が遠のく中でボコボコにされてしまったという。
そして、この時負った怪我で左目の視力が0.02と「ほぼ失明状態」となってしまう。※後にレーシック手術で回復
このしくじり経験を経て、朝倉が世のヤンキーに伝えたいこととして「漫画の”ボコボコにされても人は簡単に死なない”を鵜呑みにしてはいけない」との教訓を挙げた。
「一歩間違えていたら殺人事件になる寸前で決して軽く考えてはならない」と身をもって体感したからこその言葉だ。
朝倉は1対1でリベンジするために別の暴走族に入り、2~3ヶ月で全員を倒し切ったと話す。
更なる刺激を求めていった結果、アウトレイジのような人物に拳銃を突きつけられたという衝撃のエピソードも披露した。
様々なヤンチャを重ねた朝倉は、遂に16歳の時に逮捕され、少年院に入った。
「両親は泣いてましたけど、いつかは行くと思っていました。でも、この時に逮捕されてなければ上半身全体に刺青を入れる予定でした。極道で極めようと思ってました」と振り返る。
この少年院が朝倉の人生観を変えた。「少年院は地獄だった。喧嘩三昧だった頃と生活が真逆なんですよね。ルールを守らない生活をしていましたが、規則正しい生活になりました」
と朝7時の起床から夜9時の就寝までカリキュラムが並び、生活のリズムが一変した。
そして、朝倉の心を動かしたものは”両親からの手紙”だった。
「母親は毎月手紙を送ってくれて、毎月距離は遠かったが面会にも来てくれた。心配されていると感じてしっかりしないとなと考えていた。
ケータイは当時ありましたけど、実際に書いてもらったものを見ると嬉しかったです」と徐々に親からの気持ちを感じるようになっていった。
その環境は「大切な人を泣かせてまでヤンチャする意味って何? 自由に生きてきたが、親が泣いているのを見て、自由を履き違えていた。
地元の友達は変わらない態度で接してくれて嬉しかった」と、自分のこれまでの行為の無意味さを感じるという心の変化を生み出したと語り、死なないための授業を終えた。
▼朝倉未来の「しくじり先生」ダイジェスト動画(8分20秒)
●編集部オススメ
・【RIZIN】朝倉未来「五味選手が俺を睨んでいた」多くのファンから期待の声も
・【RIZIN】朝倉未来が前歯を折る激闘を制し、無敗のグスタボに勝利
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!