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格闘家たちに愛された水道橋ラーメン店が閉店「コロナに勝てず無念」

2020/05/31(日)UP

格闘家、関係者に愛された水道橋の『麺一筋』がコロナの影響で閉店した

 格闘技の聖地、後楽園ホールのある水道橋西口から徒歩5分、尾道ラーメン『麺一筋』水道橋西口店が5月25日に閉店した。店の前には「5月25日閉店いたします。新型コロナに打ち克つことはできませんでした。無念です。21年間ご愛顧いただき心から感謝いたします。ありがとうございました」と貼り出されていた。

 『麺一筋』の創業者・矢辺氏は大のボクシングフリーク。後楽園ホールの年間シートを購入し、最前列で観戦していたことから、格闘技の選手や関係者との親交は深く、店には、ボクシングをはじめとした格闘技や、その関係者らも多く利用。店内には世界二階級制覇王者の畑山隆則やK-1創始者の石井和義らの写真やサインが並んでいた。

店の前に貼り出された閉店のお知らせ「コロナに勝てず無念」そしてこれまでの感謝を綴られている

 1999年に第1号店としてこの西口店をオープン、2001年には東口にもオープンした。広島のしょうゆに鶏と瀬戸内海で獲れた小魚でとった出汁、豚の背脂が乗り、それに自家製のうどん粉を使ったちぢれ麺が絡み人気店に。
 
 しかし、矢辺氏が病に倒れ他界後の2015年に東口店を閉店。そこに別のラーメン店が入り、以降、さらにラーメン店が増え、激戦区となる中でも健闘していたが、今回、コロナ禍で大きく客足が遠のき閉店することとなった。

麺一筋の人気メニュー『魂のラーメン』

 水道橋は学生と大イベントの街で、新型コロナの影響を強く受けてしまう。2月下旬ごろから人通りが少なく、各飲食店の利用者もまばらだった。
 水道橋が拠点の日本大学や専修大学は休講が継続中で、後楽園ホールや東京ドームのイベントも開催されない厳しい状況、他のラーメン店や、焼鳥店の閉店まで見られる。 
 
 あるラーメンチェーン店オーナーによると「水道橋近辺は、10坪程度でも月30万から50万円のテナント料にもなることから、営業を続けると、材料などの仕入れ費、人件費を入れると月に簡単に100万円を超える支出となる」という。そこに売り上げがほとんど無ければ閉店も選択肢に入ってくるだろう。

 『麺一筋』の本店は姿を消したが、系列店としては都内では大塚店(豊島区)、横浜市ではフランチャイズで畑山隆則がオーナーをつとめる『麺一筋』横浜桜木町店は営業を続けている。

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