修斗の”正規”王者・佐藤将光、”暫定”王者となった岡田遼を称賛、2人の対戦への期待
5月31日(日)無観客のテレビマッチで『プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.3 』が開催された。
メインイベントで行われた「修斗世界バンタム級暫定王者決定戦」では、環太平洋王者・岡田遼(パラエストラ千葉/同級世界1位)がジャーマンを得意とする”投神”の倉本一真(修斗GYM東京/同級世界2位)を2R、左フックによるKOで下して、世界暫定王座を戴冠した。
暫定王座戦が行われたのは修斗の歴史で初。通常、正規王者がなかなか試合が行えない場合に暫定王座制を設けるのだが、修斗バンタム級”正規”世界王者の佐藤将光(坂口道場/FIGHT BASE都立大)も現在ONEチャンピオンシップに参戦中でなかなか修斗に出られない状況だ。この試合の翌日の6月1日、ONEのメール取材で今大会について佐藤は答えた。
「自分がベルトを持っていながら、なかなか試合ができない状況にあることに罪悪感を感じてしまいました。全て受け止めて頑張っていこうと思います」という。修斗で統一戦をやるのか返上するかは言及しなったが、佐藤は現在ONE世界バンタム級(MMA)でランキング2位、王者のビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)とのタイトル戦に近い位置にある。ONE王座が目前の佐藤にとって最大のパフォーマンスで念願のONEタイトル戦に挑みたいだろう。修斗で岡田との統一戦があるとすればONE世界王者になってからになるだろう。
この岡田のタイトル戦を見たという佐藤は「岡田選手は強い。あれだけのプレッシャーがある試合の後に、あのマイクは素晴らしいですね」と褒めた。
岡田は、試合後のマイクでは「いつかあの時は苦しかったけどって笑える日が来ると思います。激戦区と言われるバンタム級でみんな俺に勝てないよ、なぜか? 彼らより俺が修斗を愛しているからだ!」と、自身の思いを語って大会を締めた。解説席で観ていた青木真也も「マイクを締めるの上手かった、さすがだね」と高評価している。
今後の興行で、修斗での王座統一戦の実現はあるのか、また岡田が暫定世界王者になったことでONEに参戦する資格ができた。今後、岡田がONEに参戦し、佐藤がONEの王者になっていれば、ONEの舞台でONEと修斗のWタイトル戦をするのも夢がある。この2人の活躍に今後注目していきたい。
なお、本大会の様子はABEMAビデオ(https://abema.tv/video/episode/146-37_s40_p19)にて、1週間無料で視聴可能だ。
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