【UFC】”瞬殺KO”最強の女子・ヌネスが初防衛戦、タフな元Invicta女王のスペンサーに勝ち目はあるか
2020年6月6日(日本時間7日・日曜)アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC250が無観客で行われる。
この試合のメインはUFC史上初の女子2階級制覇王者アマンダ・ヌネス(32=ブラジル/アメリカン・トップチーム)のフェザー級タイトル初防衛戦。対するは初タイトルに挑む元Invicta FC世界フェザー級王者フェリシア・スペンサー(29=カナダ/ジャングルMMA)。
史上最強の女子ファイターとも言われるヌネスはバンタム級とフェザー級のタイトル同時保持者で昨年12月にバンタム級で5度目の防衛に成功。今回は18年12月に獲得したフェザー級タイトルの初防衛戦だ。
初のフェザー級タイトル防衛を成功させることで、ヌネスの最強の地位をより確かなものにしようとしている。ヌネスはこれまでロンダ・ラウジー、クリスチャン・サイボーグ、ホリー・ホルム、ミーシャ・テイトといった王者、元王者相手に見事な1ラウンドでのフィニッシュ勝利を挙げてきた。半年前のバンタム級(161.2kg)から今回フェザー級(-65.8kg)に上げての防衛戦。18年12月のフェザー級タイトルマッチでも約半年間でバンタムからフェザーに階級を上げ、王者サイボーグに1R51秒でKO勝ちでプロ初黒星をつけ王座を奪取しているだけに、今回も早期KO勝利が期待される。
ちなみに英大手ブックメーカー、ウイリアムヒルのオッズでは、3日午前7時(日本時間)の時点でヌネス1.14、スペンサー5.5(数字が少ないほうが勝ちを予想する人が多いため、数字=倍率は低くなる)となっている。
その対戦相手、スペンサーに勝ち目はあるのか。テコンドーと柔術をバックボーンに持ち、プロ戦績は8勝(2KO/4S※サブミッション)1敗と高いフィニッシュ率を誇る。18年11月に1Rにチョークで一本勝ちし米最大手の女子格闘技団体Invicta FCの世界フェザー級王者となったが、UFCに移籍のため、返上した。以降UFCで3戦しているが、プロキャリアで唯一の負けは、ヌネスが秒殺勝利したサイボーグだ。
サイボーグがヌネスに負けた7ヶ月後に対戦し、スペンサーは判定負けしている。しかし、ハードヒッターで22勝のうち18ものKO勝利を持つUFCトップクラスの打撃力を誇るサイボーグに果敢に打ち合い、打たれ強さも見せ大健闘。途中、サイボーグが疲れを見せるところもあったほど。スペンサーにはこれまでKO負けはないタフな選手だが、果たしてヌネスはKO勝ちすることができるか。
ヌネスの戦績は19勝(13KO/2S/判定4)4敗(KO2/1S)だが、15年からは無敗だ。
両者の体格差は身長差は173cmのヌネスが5cm高く、リーチも175cmと2cmヌネスが長い。
戦績や体格など数字のデータではヌネスに分があるが、タフなスペンサーが粘りを見せ一瞬の隙をつきフィニッシュすることができるか。スペンサーはヌネスに5年以上ぶりの敗北を与え、UFCでの初タイトルを狙う。
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