【ONE】山口芽生「アンジェラ・リーとは戦いの相性がいい」3度目の対決に自信
ONEに参戦中の元DEEP JEWELSアトム級王者の山口芽生(V.V Mei/37=RIKI GYM/和術慧舟會GODS/Hybrid Fighter)がONEの電話取材に応じ、コロナ禍からのイベント再開に向け動きが出てきた今、今後について語った。
日本の女子格闘技を牽引するベテランファイター・山口は、2015年3月に『DEEP JEWELS』でアトム級王座を獲得し。16年からONEに参戦し、2度の女子アトム級王者アンジェラ・リー(シンガポール)へ挑戦経験を持つが未だベルト奪取には至っていない。18年5月の判定負け後、4連勝と波に乗っていたが、今年2月にデニス・ザンボアンガ(フィリピン)に判定負けを喫している。
山口にとってコロナウイルスによる自粛期間は、横に置いていた大事なことに集中できた時間だったという。6月初めまではジムに行かず、一人で空手の基本動作や、パンチを打つ時の重心チェック等シンプルな動きを正確にできているか確認した。「本来は一番大事だけど、あまり時間をかけていなかった事に集中しました。一人でも伸ばせることはある。とても良い時間を過ごしました」と振り返る。
世界12カ国で武道を教える72歳の武道研究家・日野晃氏のセミナーに通っているという山口は「エネルギーは無限大にあるのに自分自身がそれを止めている。試合では燃え尽きなさい。自分の全てを出し切りなさい。燃え尽きて空っぽになったら、観客の応援やパワーが全て自分に入ってくる。エネルギーを循環させなさい。そうすれば、次へ続けていける」という、日野氏から授かった言葉を大切にしている。
日野氏の考え方やマインドをいつも聞かせてもらっているため「良い循環にするには自分の考えや視野を広く持つことが大切ですね。コロナも“こんな事で悩んでいる場合じゃないだろ”って思えるようになります」と、コロナ禍においてもあまり気持ちがぶれることがないという。
また、16年、18年にタイトルマッチで戦い判定負けを喫しているアンジェラとの再戦については「決まればすぐに受けたいですが、上位の選手との対戦後になると思います」とコメント。「アンジェラは打撃でガンガンくるけど、グラウンドに持ち込めばそこでも勝負してくるし、私とは手が合うんです」と、再戦が実現すれば動きのあるエキサイティングな試合になるはずと語る。
現在のアンジェラについては「2年前と比べると強くなっていますが、苦手な部分はまだあるようですね。ション・ジンナン(中国/女子ストロー級王者)と対戦した時もボディでダウンしているし、心が折れることもまだあるみたい。若いから伸び代があるけど、自分が対戦するとしたらピンポイントで弱点を狙う。太刀打ちできる可能性は十分あると思います」と分析した。
自分が取り組んでいない部分がある限りは現役生活を続け、観客やファンに喜んでもらえる試合がしたいと語る山口。3度目のアンジェラとの対戦は実現するのか。
写真/(C)ONE Championship
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