【Krush】王者・佐々木大蔵、初防衛戦へ手応え上々「蹴りまくりたい」
7月11日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.114』で、挑戦者・近藤拳成(20=大成会館)を迎えて、初防衛戦を行う王者・佐々木大蔵(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が所属ジムにて、公開練習を行った。
当初、この防衛戦は5月9日のKrush大阪大会で組まれていたが、新型コロナウイルスの影響により大会が延期となり、その後も大会日程の変更もあって、7月11日にようやく実現の運びとなった。
「最近は試合だからどうこうということはあまりなくて、試合当日に自分をどこまで持っていけるか。そこを常に探し続けているので。むしろ長引けば長引くほど、いろいろできることがある」と試合が延期となったことに、全く不安感はないという。
テクニックに定評のある佐々木は「今は自分の求めているものをずっと追っているという感じです」と近藤のことは頭の中にありながらも、自身の鍛錬に注力し、技術に磨きをかけているようだ。
この外出自粛期間中、同居する家族のことも考え、所属するKRESTでのジム練習には参加していなかったという佐々木。「弟も格闘技をやっているので、家の近くに場所を借りて、付き合ってもらいながら練習していた。日中は家にいることが多く、保育園に行けない息子と一緒にいる時間も多かったですが、家事以外の時間はずっとタイ人選手の映像を見ていました」と時間を見つけての特訓に励んできた。
前回の防衛戦では、滅多に試合で見せないセンチャイキック(片手で倒立した状態でのハイキック)を放って会場を沸かせて、試合後にはセンチャイへの愛を語っていたこともあり「行き着くところはセンチャイ選手」と憧れの選手の動画を研究している。
「他の選手の映像もたくさん見て、得たイメージを弟に試す感じで練習した動きを早くジムで出したいと思っていた。ジムに復帰してからの練習はちょっと試合に近い感覚で、良かったですね」と自粛期間の練習の成果も感じている。
期待の若手を迎えて防衛戦を行うことについては、「近藤選手は基本に忠実で、インタビューなどを見ると、兄として弟(近藤魁成)に負けられないという思いがあるのかなと思います。僕は今、蹴りのイメージが凄く良いので蹴りまくりたいですね。理想はサムゴーみたいな試合です」と、強烈な左ミドルを武器に2000年代の全日本キックで暴れまくったサムゴー・ギャットモンテープの名前を出した。
今大会でメインを飾ることになる佐々木は「“アート”を見せたいです。その瞬間にしか作れないもの、1人でも多くの人が満足して『明日頑張ろう』という気持ちになるような試合を、近藤選手と見せたい」と強く意気込む。佐々木が、磨き上げたベテランのテクニックをいかにしてリングで見せるか注目だ。
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