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【RISE】寺山日葵、激闘派・sasoriは苦手も「クイーンとして負けるわけにいかない」

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2020/07/04(土)UP

初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵

 7月19日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE140』でsasori(テツジム)と対戦する、初代RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(19=TEAM TEPPEN)が所属ジムにて公開練習を行い、その後のオンライン取材に応じた。

 同じジムで練習している、7月12日(日)のABEMAテレビマッチに出場する那須川天心と白鳥大珠と共に公開練習に臨んだ寺山。一つ一つの動きを確認するように、シャドーボクシングを行った後に、長い足から繰り出される多彩な蹴り技やワンツーを中心にミット打ちを披露した。

寺山がミット打ちを披露

 試合が近付き「追い込みが始まっていて、疲労は溜まっているけど、手応えはずっといい感じです。練習もいい練習ができています。減量もそこまでないので、普通にご飯を食べて普通に練習できています」と調子は良さそうだ。

 前回の試合から、新型コロナウイルスの影響で期間が空いてしまったが「ジムが閉館したりして、練習が普通通りにできなかったけど、練習に対する態度を見つめ直したり、改めて考えさせられました。自分を見つめ直す良い期間でした。成長できたかなと思います」との実感はある。

不気味なシルエットのsasori(右)

 今回の対戦相手のsasoriは昨年9月、喜多村美紀との同門対決に判定勝利しミネルヴァ王座を獲得。今年2月には、当時5戦5勝(3KO)と破竹の勢いで勝ち進んでいたシュートボクシング日本女子ミニマム級王者・女神と激突。互角のままもつれ込んだ延長戦でダウンを奪う激闘を繰り広げ、初黒星を与える衝撃的な勝利を見せた。

パワフルな攻撃で女神(右)に勝利したsasori

 オファーの際には「女神選手とやると思ってたけど、sasari選手が先で焦りました」と想定外のマッチメイクだったという。
 sasoriのようにパンチでガンガン前に出てくる選手は、正直に「やりにくいですね。苦手なタイプ」と明かしたが、「何度も同じようなことを繰り返すわけにはいけないので、RISEクイーンとしての立場というか、ここで負けるわけにはいかないので、進化した姿を見せられるように頑張ります」と覚悟の一戦を迎えることとなった。

ミドルキックを蹴り込む寺山

 寺山の所属するTEPPEN GYMには多くのトップファイターが所属していることもあって「(sasoriの)怖さはありますけど、対応はできると思います。それ以上の人がジムには沢山いるので、ボコボコにされながら対応できるように練習しています」と仲間との切磋琢磨で乗り越えていく構えだ。

 最後に「sasori選手とだったら面白い試合が出来ると思います。観客の方も来てくださるしABEMAでもやるので、ストレスを少しでも吹っ飛ばせるいい試合をしたいと思います」と意気込んだ。寺山は、苦手なタイプを相手に女王の貫禄を見せることができるか。

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