【RISE】具志堅用高が那須川天心を解説、次戦への対策と弱点とは
7月12日(日)に開催されるRISE初のテレビマッチ『RISE on ABEMA』。
同大会のメインイベント[-58kg契約]に出場するRISE世界フェザー級王者・那須川天心(21=TARGET/ Cygames)について、元WBA世界ライトフライ級で13度防衛の日本記録を持つ具志堅用高氏(65)がABEMA格闘チャンネル公式YouTubeの番組内で語った。
プロボクシングで日本人男子最多の13回のタイトル防衛記録を持つ、具志堅氏の目に那須川はどのように映ったのだろうか。
「那須川天心は知っていますか」との質問には、「知っていますよ。ボクサーも天心のことは、すごいと思っていると思いますよ。メイウェザーと試合したことが一番の印象ですけど、その前に2試合くらい見ています」と答え、 「一流の選手は名前といい、戦いといい、知られるのが早いんですよ。スター性はありますよ」と太鼓判を押す。
今回、那須川と対戦するのは笠原友希(19=シーザージム)、身長は笠原が9cm高い。さらに階級は-55kgがベストの那須川だが、今回は-58kgの試合となる。その笠原を具志堅氏は「悪くないよ、この相手。なぜかと言ったら懐が深く距離が遠い。背があるから距離取るでしょう」と分析。「やり易くはないよ。俺もこういうスタイルはやりづらかった。懐が深い選手」と、いつもの那須川の試合と違う展開になる可能性も指摘した。さらに「(那須川は)止まったらダメ」と持ち味のフットワークを活かした戦いが必要だと述べる。
完全無欠ともいえる那須川の弱点はあるのか。「穴はありますか」と聞かれた具志堅氏は「右フックなんですよ。天心くんは右フックがまだ使えない。左は強い。俺だったら右フック教えるよ。パッキャオが強いのは、右フックと左ストレート」と元ボクサーならではの観点でコメント。具志堅氏いわく、左ストレートを軽く出しておいて、返しの右フックは強力になれば、さらに強さが増すという。
確かに、那須川は”ライトニングレフト”と言われる強烈な左ストレートを武器にしており、左のパンチでKOしているシーンが目立つ。
しかし、昨年の大晦日の江幡塁戦では、顔面前蹴りなどの攻撃のバリエーションを見せつけて、フィニッシュは具志堅氏が話した左ストレートからの右フックでKO勝利している。今後は右のパンチにも進化はありそうだ。
具志堅氏が、これまでの那須川の試合で印象に残っているのは、元プロボクシング世界3階級制覇・亀田興毅とのスペシャルマッチだ。「あれ見てびっくりしたよ。完全なボクシングスタイルを作ったよね。メイウェザー戦の後から変わったよね。あんなに形が変わるのかなと思った」と語る。具志堅氏が「キックの時は状態が高い。亀田とやった時は重心が低かった」というように、那須川は亀田と試合するときにはしっかりボクシングスタイルに変化していたという。確かにキックボクシングにしてもメイウェザー戦から全般的にかなり伸びた印象を受ける。
動画では亀田戦に関する評価や、現在21歳の那須川に向けて期待のコメントとメッセージ、そしてボクシングで通用するかなど具志堅氏の目から語られている。
▼具志堅氏が那須川天心の進化と弱点語る
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