【パンクラス】階級転向のアキラ、王者・ISAO戦に奇策を用意か「ペースを乱せば自分にチャンス」=前日計量
7月24日(金・祝)に東京・新木場スタジオコーストで開催される『PANCRASE 316』に出場する選手たちの前日計量が行われ、メインイベントのフェザー級(65.8kg以下~61.2kg以上)5分3R、ノンタイトル戦で対戦する、同級王者のISAO(NEVER QUIT)は65.8Kgで、一方のアキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh)は65.1Kgで共に計量をパスした。
ISAOは2009年にプロデビュー。11年にはパンクラスライト級GPを制し、12年にはライト級のタイトルを獲得。その後は、アメリカのメジャー団体『Bellator』にも参戦し実績を積んだ。
18年にフェザー級暫定王者決定戦で勝利、昨年5月に正規王者ナザレノ・マレガリエとのタイトルマッチへ。判定勝利で王座を統一し、初防衛に成功。前回は19年10月に行われた『PANCRASE 309』でカイル・アグォンを下し、フェザー級王座の2度目の防衛に成功している。
対するアキラは修斗でプロデビューし、当時の師匠である五味隆典譲りのアグレッシブなストライカーとして活躍。2013年からはパンクラスを主戦場に活躍している。
17年にはPRIDEでも活躍したベテランGONO(=郷野聡寛)にフルマークの判定勝ち、翌18年2月にも勝利し2連勝を収めた。しかし、同年11月にロシア・パンクラチオン協会推薦のサドゥロエフ・ソリホンにTKOで敗北してから3連敗中。今回はライト級(-70.3kg)からフェザー級(-65.8 kg)に階級を大きく下げ、王者相手に再起戦へ挑む。
計量後のインタビューで意気込みを語った両者。パンクラス王者であるISAOは、新型コロナの影響でパンクラスが大会中止を余儀なくされた時、この先格闘技が出来るのか不安のほうが大きかったという。「でも生きていくことに必死で、その中でまた試合ができることを信じて出来ることをやってきた」と話した。
ジムが閉鎖されていた5月末までは、ソーシャルディスタンスを保ちながら公園で走るなど自主トレを行い、6月からは所属ジムの他、総合、打撃、フィジカルとそれぞれの専門ジムで対人を含めた練習を再開、特に「フィニッシュ力を上げる練習」に注力してきた。
対戦相手アキラと対峙した印象は「体つきがしっかりしていて力がありそう。ファーストコンタクトを集中して余計な被弾をしないように意識して戦いたい」と、アキラのパワフルな打撃を警戒した。
対するアキラは、ライト級からフェザー級転向初戦の計量を無事終え、安堵の様子を見せながらも「穴のないトータルファイター」との印象が強いISAOに対して入念な戦略を練ってきたことを匂わせた。
「普通に戦ったらISAO選手が勝つと思われているので、普通には戦わない。奇策ではないがいつもペースを乱さないISAO選手が、ビックリしてペースを乱すようなことがあれば、自分にチャンスが来る」
その奇策についてさらに記者から聞かれると「明日いきなり髪を染めてくるかもしれないし、いきなり体をデカくして来るかもしれないし…」と煙に巻いた。
フィジカルとフィジカルが激しくぶつかり合う削り合いか? あっと驚くアキラの攻撃に“ブレない男”ISAOがリズムを乱す展開もあるのか? パンクラス久々の大会開催にふさわしい好勝負必至だ。
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