【フード】筋肉はコオロギでつける? 鶏を超える超高タンパク食=コオロギ煮干しも登場
近年、昆虫食への関心が高まってきている。国連食糧農業機関(FAO)は2013年、食料問題の対策に、栄養価が高く環境への負荷も少ない昆虫食を推奨する報告書を発表。以降、民間でも様々な昆虫食商品の開発が行われている。
コオロギは100gあたりタンパク質が60〜70%と驚くべき高タンパク食だ。文部科学省の食品成分データベースによると、アスリートに人気の高い、ゆでた鶏ささみが100g当たり29.6g、ゆで卵が12.6gと考えるとかなりの高タンパク質食品といえるだろう。
筋肉を作るのに必要なBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)を含む必須アミノ酸9種を豊富に含む。
また養殖において、ホルモン剤や抗生物質等は一切使用されないことから、健康を気にする方にとっては安心感がある。ただしエビカニなどの甲殻類アレルギーの方は同様のアレルギーが考えられ、注意が必要とのこと。
昆虫食の専門企業「合同会社TAKEO」は、昆虫が野菜、魚、肉などと同じような生鮮食材として楽しまれる、より豊かな食卓の実現を目指して昆虫スナック、昆虫ふりかけ等を販売。2020年3月から展開している「国産昆虫」シリーズでは国内生産の食用コオロギを使用し、特長あるラインナップとなっている。
7月1日(水)から同社は、コオロギそのままの形を残した冷凍品の「昆虫干物 広島こおろぎ」と、常温品の「昆虫ロースト 広島こおろぎ」の販売を開始した。
アーモンドをたっぷり食べてまるまる肥ったフタホシコオロギが使用されている。キャッチフレーズは、コオロギ界の大トロだ。広島こおろぎの脂質の約70%は不飽和脂肪酸(オメガ3、オメガ6)で、アーモンドと同じくオレイン酸、リノール酸が特に豊富に含まれている。
大トロだけあって100gあたり脂質が28.3gと高く、タンパク質は56.5gと他のコオロギに比べやや低いが、それでも鶏と比べたら倍以上のタンパク質含有量だ。ちなみに炭水化物は5.7gだ。
■高タンパク質なら京都こおろぎ
同社は今年3月に京野菜をたっぷり食べて育った京都こおろぎを使用した「食べる昆虫煮干し 京都こおろぎ」という乾燥コオロギを発売。100g当たりのタンパク質量は驚きの74.8gだ。脂質は8.1g、炭水化物4.8gと低い。
1袋13g入りのため、1袋辺り約9.7gのタンパク質を摂取できる。
第2弾は、高品質のフタホシコオロギを使用した「福島・ソース味 二本松こおろぎ」。なんとタンパク質が60%も含まれており、100g当たりのタンパク質量は59.6gということになる。
ちなみに日本で食されてきたイナゴもコオロギ同様のタンパク量を誇るが、一般に食されるイナゴの佃煮となると、水分量や糖分、炭水化物などの素材が多くなり、100gあたりのタンパク質は約30%となるようだ。
高タンパク質の昆虫、今後、プロテインなどのラインナップも各社増えていくかもしれない。
■昆虫食の通販ショップ TAKEO
https://takeo.tokyo/
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