【RIZIN】王座奪取の朝倉海、目指すは大晦日での堀口恭司戦
8月10日(月・祝)神奈川・ぴあアリーナMMにて開催された『RIZIN.23』のメインイベント[第3代 RIZIN バンタム級王者決定戦]RIZIN MMAルール 5分3R ※肘ありに出場した朝倉海(トライフォース赤坂)、扇久保博正(パラエストラ松戸)が試合後のインタビューに応じた。
今やRIZINバンタム級の顔となった朝倉海と、修斗2冠王にしてRIZIN四天王の一角・扇久保によるRIZINバンタム級王座決定戦。天才的な打撃センスを持つ朝倉と酸いも甘いもかみ分けた苦労人・扇久保の一戦は、朝倉が打撃で扇久保を圧倒し1RでTKO勝利した。
昨年末にマネル・ケイプとの王座決定戦で敗北し一度は逃したベルトを奪取した朝倉。リラックスした表情で会見場に姿を現し「素直にうれしい。連敗だったら終わりだと思ってたので一安心です」と安堵と喜びが入り交じった表情を見せた。
セコンドに控えた兄・未来の声はよく聞こえたという朝倉は「セコンドの声の通りに動いた感じ。試合直前にも作戦を教えてくれて、兄貴の言うとおりに動いていました」と、兄弟タッグで見事タイトルを奪取した。
RIZIN四天王の一角として、同じ四天王に数えられる元谷友貴、石渡伸太郎を下し王座挑戦に挑んだ扇久保相手の圧倒劇。「戦前のイメージと変わらなかった。テイクダウンは強いだろうけど、獲られない自信があった」と試合前から攻略のイメージはつかめていたという。今後の対戦相手候補として挙げられるのは、まだ朝倉自身が対戦経験がない四天王。同日に勝利を収めた元谷は「今日見てて強い選手だなと思いましたが、負ける気はしない」と分析。そして石渡に対しても「全然問題なく勝てるかなと思います」と強気のコメントを見せた。
その新王者が挑戦者として指名したい相手を問われると、名を挙げたのは「堀口恭司」だった。昨年8月に朝倉が圧倒的不利の下馬評の中、衝撃のアップセットを見せた相手である堀口。「みんな望んでいると思う」と、決着戦ともいえる再戦を自ら望む姿勢を見せる。現在堀口はケガの治療のため長期療養中。「万全な状態でやれるようになってから戦いたい」と完治を待つという朝倉は「年末にできたらいいですね」と、2020年大晦日の決着を理想として掲げた。
その朝倉に敗北した扇久保は、肩を落としたまま会見に出席。「打撃が速くて強かったし、思ったよりも打撃が重かった」と朝倉の攻撃力に脱帽した。
決着シーンを振り返り「立とうと思ったところで止められた」と、まだ戦える状態にあったとはしながらも「映像見たら止められても仕方なかった」と裁定には不服なし。体格差による不利も感じなかったという扇久保は「今は何も考えられません」と会見場を後にした。
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