【ボクシング】ロマチェンコと対するロペス陣営が自信「最初の一撃で腰砕けの犬の様になる」
世界ライト級3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)とIBF同級王者(23=米国)との試合成立の報道が今月13日あったが、2年前から対戦をアピールしていたロペス陣営が早くも過激な意気込みを見せている。
4団体統一となる、世界のボクシングファンが注目するビッグマッチは、ESPNで中継され、10月17日に米・ラスベガスのMGMカンファレンス・センターでの開催が有力と報じられている。ESPN認定の『パウンド・フォー・パウンドランキング」のライト級では、ロマチェンコ(14勝1敗 10KO)が1位、昨年12月にリチャード・カミーをタイトル戦で倒したロペス(15勝無敗 12KO)が同2位につけており、両者の対戦により注目が集まっていた。
ESPNのスティーブ・キム記者のリポートによれば、過激な発言で有名なロペスの父親は「試合は3ラウンドも続かない。モンスター(ロペスのこと)の最初の一撃がヒットすれば、彼(ロマチェンコこと)は傷つき腰砕けになった犬の様になるさ。それで終わりだ。最初の一撃で、戦いの全てが変わる。彼を二度とリングに立ちたいと思わないようにさせる」と挑発的なメッセージ。ロペス自身は「23歳の統一世界王者が誕生する。シンプルにそれだけさ」と大きな自信を見せている。
以前から両者の対戦が交渉されてきたが、ロマチェンコは350万ドル(約3億7千万円)のファイトマネーで同意したものの、ロペスは125万ドルのファイトマネー提示では不満を示し、これまで合意が得られなかった。しかし、海外の報道によるとロマチェンコがファイトマネーを325万ドル(3億4千万円)に減らす事を承諾。昨年4月のクローラ戦の320万ドルとほぼ同額となった。減らした25万ドルをロペス側に移し、ロペス側は150万ドル(1億6千万円)のファイトマネーになったことで合意に至った模様。この件について、ロペス陣営はロマチェンコ側からの“施し”で契約に至ったのではなく、相応の流れで成立したことを主張している。
ロマチェンコは2度の五輪金メダルを獲得しプロ14勝(10KO)1敗で現WBAスーパー・WBC・WBO世界ライト級統一王者。一方、IBF同級王者のロペスは23歳と若く伸び盛りで、リオ五輪代表選手を経てプロ戦績は15勝(12KO)無敗と高KO率を誇る。19年7月にOPBF東洋太平洋ライト級王者の中谷正義とIBF世界ライト級挑戦者決定戦を行い、12回3-0(118-110×2、119-109)の判定勝ちで王者リチャード・カミーへの挑戦権を獲得。そして5ヶ月後の12月14日、IBF世界王者カミーと対戦し、2回1分13秒TKO勝ちを収め王座を獲得している。
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— Top Rank Boxing (@trboxing) July 17, 2019
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