2020/08/26（水）UP
（最終更新：2020/09/22 06:19）

対戦が決定した那須川（左）と皇治（右）

　8月26日（水）都内にて開催された記者会見において9月27日（日）さいたまスーパーアリーナにて『RIZIN.24』の開催が発表。本大会で行われる那須川天心（22＝TARGET/Cygames）と皇治（31＝TEAM ONE）の対戦が発表された。

　皇治は熱いファイトと歯に衣着せぬトークでK-1を盛り上げた人気ファイター。今年7月に突如K-1からの離脱とRIZIN参戦を発表し、多くのファンを驚かせていた。今月9日に行われた『RIZIN.22』ではリングに上がり、解説席の那須川を名指しで呼び出し「この神童を泣かせてやろうと思ってます」と対戦要求をしていた。

皇治は今月9日の『RIZIN.22』のリング上で那須川に対戦要求、那須川も受けて立つ構えを見せていた

　7月のRIZIN参戦表明からわずか2か月で那須川戦にたどり着いた皇治は「俺以外に天ちゃんとやって盛り上がるカードはないと思う。いろんなものを失ってここに来たので、あとは奪うだけ」と早くも勝利宣言。22歳という那須川の年齢に触れると「誰もが認める立派なファイター。22歳でこれだけ格闘技界を引っ張ってきて素直にリスペクトしてます。だから奪いがいがある」と、那須川が築き上げてきたものを全て手に入れると宣言した。

　対する那須川は「皇治選手がRIZINと契約して一発目の試合。みんな幻想を抱いていると思うので、そこを崩したいな。1Rからバチバチにいってやろうかと思います」とこちらも臨戦態勢を見せる。

那須川はなかなか対戦相手が見つからない悩みを抱えるが、皇治側から”売られた喧嘩”に「ワクワクする」

　皇治の印象を問われると、那須川は「ほんと格闘技界の中でもなかなかいない存在。格闘技を盛り上げるためにいろいろやってるんだろうな」と、ひょうきんな立ち振る舞いの裏にある”熱”を感じ「気持ちを持ってる選手だと思います」と評価した。

　その言葉を聞いてサービス精神に火がついたか、皇治は「メイウェザー戦の時に泣いとったから、お父さんにつながるようにしておいたわ」と、那須川に子供用の電話と哺乳瓶をプレゼント。皇治の”洗礼”を受けた那須川が素直に受け取る一幕もあった。

皇治から那須川に贈られたおもちゃの携帯電話と哺乳瓶、しっかりと皇治のサインが入っている

　9日に行われた『RIZIN.22』のリング上の挑発から始まった今回の対戦。自身のSNSに「初めてケンカを売られた」と綴った那須川だが、決して怒りや動揺を抱えてはおらず「こういったスタイルで試合が決まるのは初めて」とコメント。なかなか対戦相手が決まらずに苦労する中「初めて『かかってこいよ』みたいに言われたので、ワクワクしている部分もある」と、この対戦を歓迎する姿勢を見せた。

　なお契約体重やラウンド数といった条件について、RIZIN榊原伸行CEOは「フジテレビで行われる中継を含めた調整中」であるとコメントしている。

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