【キック】練習嫌いのHIROYUKIが、週5練習ファイターに進化「格下を圧倒的に倒す」=10.29 NO KICK NO LIFE
10月29日(木)に開催される小野寺力プロデュース大会『NO KICK NO LIFE~新章~』では、新日本キック2階級制覇・HIROYUKI(25=RIKIX)が、高校2年生にして今年8月にキック団体INNOVATION王者となった花岡竜(橋本道場)と対決する。
HIROYUKIは新日本キックが誇る天才ファイター。2017年5月に瀧澤博人を下し日本バンタム級王座を戴冠。フライ級に続いての二階級制覇を達成した。
今年1月に古巣の目黒藤本ジムが閉鎖し、6月に目黒藤本ジムに所属していた小野寺力率いる『RIKIX』への移籍を果たした。
小野寺はHIROYUKIを「天才系、運動神経が尋常じゃない」と褒めつつも「これまであまり練習をしてこなかった。週に2回から3回ジムに行けば良いほう」とHIROYUKIの練習嫌いを暴露する。しかし現在は「過去に週1,2の練習だったのが、今は週5になりました。移籍後、完全に管理をしています」と週休2日ファイターへと進化したのだと言う。
イーファイトの取材にHIROYUKIは、練習嫌いだった理由を「嫌いとかではなく『疲れたからいいや』という感じでした。家が川崎で(藤本ジムには)遠くて。今日はいいやって」と説明する。
しかしデビュー当初から練習が少なかったわけではなかった。HIROYUKIによると「昔、ケガで4,5週間も練習出来ないことがあって、それでも勝っちゃったんです。そこから『練習しないでも勝てるかな』と」と少ない練習での勝利経験が、練習の必要性を下げてしまったと言う。
さらに「この相手ならこのくらい練習すれば勝てる」と、相手の実力を見極める目も養われてしまった。
HIROYUKIのデビューは2012年で、プロ生活の4分の3、およそ6年の間は少ない練習で乗り切っていたようだ。
現在は「発見することや、覚えることがたくさんある。移籍してきて足りないものを常に学べる。自分の新しい長所やダメな所が見つかり充実している」と語るHIROYUKI。
HIROYUKIがキックボクシングを始めたきっかけは「中学の時に悪さをしていて、父親に強制的にタイに行かされました」と、強制ムエタイ合宿がはじまりだと言う。「夏休みに、日本にいるとロクなことしないと、中学時代は夏休みになるとタイのジムに送り込まれていました」と、昔から管理されるタイプだったようだ。その後、アマチュア経験を経て、16歳でプロデビューした。
今回の相手は、幼少時よりアマチュアで150戦以上を戦い120勝。プロ5戦5勝で戴冠し、”怪物高校生”と名高い花岡だ。
HIROYUKIは花岡について「若くて未来のある選手なんで、プロキャリア36戦やってきた僕が、5戦のキャリアを受け止めてやろうかな」と、先輩として迎え撃つ。続けて「格下なんで、圧倒的に倒します。チャンスがあれば、全ての技で倒す。作戦は立てないタイプなんです。ノリで、圧倒的に倒します」と明るい笑顔でKO勝利宣言。
今後の展望として「RISEが今目立ってる。ルールは違うけど、交わっていったら面白いんじゃないかな。そのためにも、倒せるような魅力のある選手を目指す」とRISEの53kg戦線も視野に入れ、そのためにも今回倒して目立ちたいと意気込んだ。
■RIKIXホープ・加藤有吾「熱い試合で盛り上げる」
HIROYUKIより4つ年下のファイター・加藤有吾(21=RIZIX)は、J-NETWORKスーパーバンタム級1位・MASAKING(岡山ジム)と対決する。加藤はRIKIXのホープで現在6連勝中。重く鋭いパンチで前進するスタイルを武器の強打者だ。
今回、対戦相手のMASAKINGは、昨年12月HIROYUKIに2RKO負けしている。HIROYUKI戦との対抗意識はあるかとの問いに、加藤は「意識して倒すとかはあまり考えていない。全力でやるだけです」とあくまでマイペースで試合に臨む。
加藤は幼少時からプロレスが好きで、格闘技にも興味を持ち、14歳でRIKIXの門を叩いた。小野寺氏と元ラジャダムナンスタジアム王者・石井宏樹氏が、手塩にかけた愛弟子だ。加藤は「入門して少しして、プロになりたいと思いました。それから強い選手になりたいとも」と言う。
昨年12月にはWMC(世界ムエタイ評議会)日本スーパーバンタム級王座を獲得した加藤。今年2月にはタイの元S-1王者にKO勝利、6月には日本四冠・知花デビットに判定勝利と勢いに乗る。
この先のことは「まだわからない」としながらも、今回は「面白い試合が出来ると思う。熱い試合をして盛り上げる。結果倒せればいいなと思います」と意気込んでいる。
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