【RIZIN】レスリング五輪銀・太田忍がSNS批判に「覚悟してMMAに転向した」“本気度”高く戦術は語らず
12月31日(木)さいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』。その第2弾カード発表会見が2日、都内で行われ、既にカード発表されていた、MMAデビューする2016年リオ五輪レスリング男子グレコローマン59kg級銀メダリストの太田忍(26)と、対戦相手の所英男(43=リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が出席した。
太田は「大晦日に試合ができるということで、対戦相手がずっと見てきた所英男選手。その舞台を作ってくれた榊原社長ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べたが、一転、険しい表情を見せ「SNSで色々な声が上がっているのを耳にしている。MMAそんなに甘くないんだぞ、との意見があるが、僕自身もそれをしっかり感じてますし、覚悟を持ってMMAに転向してきた。何度も言いますが負ける気はないので、しっかりと準備して臨みたいと思います」と強い口調で語った。
MMA初戦に向けての練習環境についての質問が挙がったが「寝技も打撃も多くの人にお世話になっている」とだけ話し、勝利パターンのイメージについても「戦術がわかるので、話ができない」と、まさに“忍者”の如く戦前に手の内は見せない構えで、その本気度がうかがえる。
また、自分の一番の強みのレスリング、テイクダウンを活かした戦い方をし、逆に組みが強くなったという所のストロングポイントを消すことができるように準備していると語った。
レスリング出身のMMA選手は、その強靭な体格から打撃力が強いケースが多いが「(その能力について)試合を見て判断してほしい。試合に向けて精度を上げて行きたい」と、多くを語らずも強い自信をのぞかせた。
対する所は「3年半も総合格闘技の試合をしていない僕がRIZIN大晦日の舞台に立てることを、すごく興奮しています。対戦相手の太田忍選手はSNSを見てて本気度を感じている。勝つのは難しいんじゃないかなと感じている。僕が総合格闘技はなんぞやというのを教えるのは難しいが、総合格闘技の試合の流れを感じてもらえたらと思います」と低姿勢。
しかし「桜庭(和志)さんにたくさん教えてもらっているので、以前と比べて間違いなく組技が強くなっている」と、サブミッションでの一本勝ちを狙う姿勢をみせた。
“忍者レスラー”の愛称で親しまれる太田は、日本代表としては16年ぶりに五輪メダルを獲得。俊敏な動きと身体能力の高さが魅力だ。
MMA世界最高峰の舞台と言われるUFCで活躍するトップ選手の多くがレスリング出身であり、26歳と年齢も若い太田の活躍に期待が集まるが、相手は大舞台で必ず見せ場をつくる所。勝負がどちらに転んだとしても、驚きの結末が待っているに違いない。
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