2020/12/30（水）UP
（最終更新：2020/12/30 23:09）

計量で1.7kgオーバーとなってしまった、さくら

　12月31日（木）にさいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』の前日計量が、30日（水）午前10時より行われた。

［RIZIN チャレンジマッチ　RIZIN女子MMA ルール (51.0kg) 5分3R※ 肘無し］に出場する竹林エル（17＝総斗會三村道場）はリミットの51kgを50.60kgで計量パス。
　対するさくら（17＝フリー）は52.7kgと1.7kgオーバーし、試合成立に向けて調整が進められていたが、RIZIN FFの公式ルールに則り以下の条件付きで試合を行うことが決定した。

【条件は以下の通り】

1.さくらの勝利は記録されず、次に掲げるとおり裁定される。
(1)竹林エルが勝った場合、その結果を公式記録とする。
(2)竹林エルが負けるか、引き分けた場合、記録はノーコンテストとする。

2.さくらに減点を課した上で、試合を開始する。本試合は階級超過体重が0.5kg 以上につき減点(レッドカード)とする。

　なお、規定により、さくらのファイトマネーは50%没収となることも発表された。

　この試合は、RIZIN CEOの榊原信行氏が「女子格闘技の未来を担うような『場違いじゃないの』って思われるかもしれないけど、数年後、浅倉カンナがそうであったように、時代を引っ張っていってくれる機会になればいいなと思う」と、人気選手となった浅倉カンナに次ぐ選手を輩出するきっかけ作りを見据えて組んだもの。

一発計量パスし、マッスルポーズを決める竹林エル

　さくらは父の影響で5歳から柔道を習い、柔術ではASJJF東京インターナショナル柔術チャンピオンシップ2019優勝など数々のタイトルを獲得しており、寝技を得意とする。
　DEEP JEWELSアマチュアグラップリングで4戦4勝のパーフェクトレコードを残し、昨年12月にプロデビュー。前戦は10月のDEEP JEWELSで、1Rにリアネイキッドチョークで一本勝ちを収めている。プロ戦績は3勝1敗。

　一方、竹林は6歳から兄と共に空手を学び、空手で鍛えた打撃を得意とする。これまでにアマチュアで3戦し、戦績は3勝無敗。今年12月のDEEP JEWELSではオープニングファイトに登場、アマチュアルールで戦い腕十字で一本勝ちしている。

　条件付きの試合とはなったが、日本女子MMAの未来を担うスター選手候補のJKファイターがどのような戦いを見せてくれるか、注目が集まりそうだ。

▼オープニングマッチ　RIZINチャレンジマッチ
RIZIN 女子MMAルール(51.0kg)：5分3R　※肘無し
さくら（フリー）→52.7kg　※1.7kgオーバー
vs
竹林エル（総斗會三村道場）→50.60kg

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