【キック】GLORY二階級制覇・ロスマレンが交通事故で重傷、妹死去で団体側は追悼
キックボクシング団体『GLORY』で、フェザー級とライト級の二階級制覇した、ロビン・ファン・ロスマレン(31=オランダ)が、1月14日(水・現地時間)交通事故により重傷を負った。
同乗していた、妹でキックボクサーのメリッサ(29)は死亡した。オランダのメディアが報じた。
複数のメディアの情報をまとめると、幹線道路を走っていたロスマレンの車が対向車と接触し、緊急レーンに止めて避難。車外に立っていた所、別のトラックにはねられたようだ。トラックの運転手は逮捕されたと言う。
ロスマレンのジム関係者によると「木曜日に手術を行う。彼にはいくつかの骨折があるが、回復できる見込みがある。彼は物理的にも”強い子”だ。でなければ、もっとひどい目にあっていたかもしれない」と語っている。
また、GLORY公式ツイッターも「GLORYファミリーは、メリッサさんの死去と、ロビン・ファン・ロスマレンさんが交通事故で重傷を負ったことを知り、心を痛めています。ファン・ロスマレンのご家族とそのご家族の皆様に心からの哀悼の意を表します」と追悼の意を表している。
ロスマレンのインスタグラムを見ると、妹・メリッサと共に行う練習動画が度々投稿されるなど、仲の良い様子がうかがえる。
昨年10月の誕生日には、車にメリッサと同乗する写真を添え「私の素敵な妹、いつもサポートに感謝している。月まで行って帰れるくらい、愛しているよ」とメッセージされている。
また、メリッサのインスタグラムのストーリーでは、事故の直前、メリッサがロスマレンの車に乗り込む動画が投稿されている。2人で車で出かけるのは、日常だったのだろう。
メリッサの冥福と、ロスマレンの回復を願わずにはいられない。
ロスマレンはK-1のヨーロッパ大会、ヨーロッパ最大のキックボクシング団体だったIT’S SHOWTIME、そして世界規模のキックボクシング団体GLORYなどで活躍。2011年にはIT’S SHOWTIMEの70kgトーナメントで優勝を果たし、2012年大みそかにはGLORY日本大会で長島☆自演乙☆雄一郎に勝利を収めている。
2014年にはGLORYライト級王者となり、16年6月に3度目の防衛に失敗するも、すぐさまフェザー級へ落とし同年10月にフェザー級のタイトルを獲得した。
16年からはMMAにも参戦し、アメリカのMMA団体『FFC』で2戦し2勝。キックボクシングからMMAへ移行を決意し、19年にはベラトールと契約を結んだが、体重超過や新型コロナウイルスの感染により、試合が流れていた。
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