【Krush】加藤虎於奈、王座戴冠に「夢と思ったぐらい嬉しい」兄レオナ・ペタスの武尊戦にバトン繋ぐ
1月23日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.121』の[ウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ]で、王者・山際和希(32=谷山ジム)を下して、新王者に輝いた加藤虎於奈(24=TEAM TOP ZEROS)が、一夜明け会見に出席し、昨日の試合を振り返った。
試合では、加藤が山際の右ミドルをもらいながらも、カーフキックや右ストレートで1Rからペースを掴む。3Rには、山際をコーナーに追い込んでラッシュを仕掛け、右ストレートでダウンを奪取。判定3-0で勝利して新王者に輝いた。
加藤は、山際との試合を終えて「(山際のミドルキックで)左の肘がメチャクチャ腫れてて、ローキックも試合中はあまり効いた感じはなかったんですけど、試合終わったらしっかり足を痛めていました」と激戦でのダメージを明かした。念願の王座を戴冠したことについては「朝起きた時に『夢かな?』と思ったぐらい嬉しい」と喜びを話した。
ダメージは大きかったようだが、試合内容では王者を相手に圧勝とも言える内容であった。「本当はもっと違う作戦で戦おうと考えてたんですけど、一発目のローを蹴った時に若干カーフキック(膝より下を蹴るローキック)っぽくなって、それでバランスを崩してくれたので、これはいけるなと思いました」と、序盤のカーフキックが起点となり、その後に優勢となった。
そのカーフキックについては、練習していた技ではなかった。試合中に、とっさの思い付きで蹴り込んだところ、ダメージを与えることが出来たという。「足が流れてくれたので、やったー!と思って蹴りました。自分は相手によって戦い方を変えるので、これから一つの武器にはなるのかなと思います」と、今後の戦いにも活かせる技を手に入れた。
「今回、ベルトを獲るのが一番の目標で、守りに入っちゃったんですけど、チャンピオンになったので、これからは絶対倒しに行くチャンピオンになりたいと思っているので、その覚悟を、このベルトとともに歩んでいけたらなと思ってます」と更なるレベルアップを見据えている。
本来は、一夜明け会見の24日は、兄のレオナ・ペタスが王者・武尊に挑戦する運命の日であった。その試合は延期となったが「終わってみると、2日連続だったらキツかったのかなと思って。昨日はお兄ちゃんがセコンドについてくれてたんですけど、今日試合だったらついてくれてなかっただろうし。いつもセコンドをお願いしている柔道の向(翔一郞)君も試合で海外に行ってて、今回はセコンドがトレーナーと松山勇汰ぐらいしかいなくて不安だった。でも、K-1代々木大会が延期になったことで、兄ちゃんがセコンドについてくれて心強かったです。いつに延期になるか分からないですけど、そこにつなげたなと思います」と、共に戦う兄にバトンを渡すことが出来たという。
最後に「昨日は本当にお忙しい中、こんなに大変な中、応援に来ていただき、ありがとうございます。このベルトを持って今、すごくうれしいんですけど、このベルトとともに成長して、しっかり倒して試合では守りに入らず。ベルトはずっと守りたいんですけど、どんどん倒して勝って上の選手に噛みつきます。これからもずっと挑戦者でいたいので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。
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