【LEGEND】井上尚弥「違いは十分見せられた」比嘉大吾「自分が行けない所ではない」=試合後インタビュー
2月11日(木・祝)東京・国立代々木競技場(第一体育館)で開催されたチャリティーボクシングイベント『LEGEND』。
メインイベントでは、現WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(27=大橋)vs元WBC世界フライ級王者&現WBOアジアパシフィック バンタム級王者の比嘉大吾(25=Ambition GYM)が12オンスグローブのガチスパー対決が行われ井上が始終優勢に試合を進めた。
両選手は試合後インタビューに応じ、井上は「自分の距離でやるだけでなく、比嘉選手の距離でもやろうかと思って。打ち合いもディフェンスも距離を取りながらも、色んな戦いを楽しめればいいなと思いました」と、自分にパフォーマンスに満足していると語る。
さらに「違いは十分見せられたと思います」と余裕な口ぶりの井上。実際に「余裕も見せれましたし。ロープ背負っても全然いけるなと思えたんで、ああいう戦い方をしました」とロープ際でも問題なく戦えたと言う。
今日の比嘉の印象については「前にスパーリングをしていた時と印象は変わらず、今日はやるという意気込みを凄く感じました」と気持ちが伝わってきたとのこと。
以前比嘉とはスパーリングをしてきたが「あの頃と距離は縮まっていない。お互い成長してるんで、そこは引き離さなきゃいけない。そういうのがスパーリングで出たと思ってますね」と語る。
今後、比嘉との実際の対戦の可能性については「(比嘉の)これからの成長具合で。(バンタムで)ベルトを持つ選手になれば、またファンが比嘉選手とやれば楽しみだなと思う方が多いのであれば、対戦も可能性が出てくるので楽しみですね」と比嘉がバンタム級で世界王座を獲得してからという。
試合の後、リングで比嘉と声をかけあっていたが「(比嘉は)何で打ち合ってくれたんですかって(聞いてきた)。エキシビションという形のスパーリングなんで。ひたすら足使ってくわけにいかないんで、盛り上げるためだよ、と答えましたね。比嘉選手の中では(井上が)足使ってくる作戦だと思っていたのかもしれませんが、自分の中では『打ち合っても問題ないよ』と」。
■比嘉、井上との世界戦「今は厳しい」が…
一方、比嘉はインタビューに「1ラウンドで疲れましたね」と弾まぬ口調で答える。井上と実際に手を合わせて「やっぱりすごい。スタイル的に、もっと距離取って来ると思ってだのですが、自分に合わせて打ち合いの接近戦が多かった。試合になったらあんなに打たせてくれることはないと思うのですが、接近戦も出来るということがわかったし、離れてもパンチ見えてる感じがったので、すごいなと」と差を感じたようだ。
さらに「パンチの強さや、一瞬の速さとか『こういう質なんだな』と、そういうのは見えました」と手応えもあったようだ。
イベント前には「いつかやる可能性がある」と語っていた比嘉だが「今は厳しい」と時期尚早だと語る。もっとも「スピードもあり、すごいパンチだったけど、自分が行けない所ではないと思った」と埋められない差ではないようだ。
もし戦うことあらば「お互いもっと最高な状態で、体重もしっかり落としてもっといい試合になると思います」と先を向いた。
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