【テレビ】『空手バカ一代』50周年にHDリマスター版を地上波初放送「この作品の”力”見てほしい」(梶原氏長男)=4.6〜毎週火
1971年から『週刊少年マガジン』にて連載された梶原一騎原作の『空手バカ一代』。今年で50周年だ。そして1973年よりアニメ化されたこの作品を東京のテレビ局『TOKYO MX』が4/6より毎週火曜日に約1年かけ地上波で放送することが発表された。
この作品のHDリマスター版としては地上波初放送となる。
『空手バカ一代』は極真空手の創始者・大山倍達をモデルにした空手漫画で、実在するプロレスラーや格闘家、弟子たちの活躍まで描かれ、多くのスターを生み出した。
さらに1973年10月3日〜1974年9月25日まで約1年にもわたってアニメ化され、NET系列(現テレビ朝日)で放送された。戦後の焼け跡の混乱から天下無敵の空手の星を志し、国内外で多くの強敵を打ち勝って、空手の一大ブームを巻き起こした。
この放送実現には50周年を記念して『空手バカ一代企画室』が梶原一騎氏の長男の高森城(たかもり・じょう)さんを中心に立ち上がり、働きかけてきたことが大きい。そのほか50周年イヤーではグッズ製作やイベントなども検討される。この放送が50周年イヤーの第一弾として実現した。
高森さんにこの放送にあたりその想いを聞くと「ジョーでボクシングを、飛雄馬で野球をはじめた方。その人生に大きな影響を受けた方がたくさんいるでしょう。ただ、この作品が大きく違うのは今なおその世界で影響を受け続ける(敬意をこめ)”空手バカ”が圧倒的に多いということ。50年というこの時に”空手バカ”が捧げたこの道がいかに素晴らしいか、この作品にどれだけ力があったか。半世紀の節目、ぜひご覧ください」と語った。
あしたのジョーも巨人の星も梶原一騎が原作。その負けても立ち上がる不屈の闘志が空手に注がれた作品だ。世界に極真空手が広がり、現在の空手、格闘技に大きな影響を与えたこの作品を、よりクリアになったHDリマスター版で改めて楽しみたいところだ。
【番組情報】
番組名:~漫画「空手バカ一代」創刊50周年記念~『空手バカ一代』【HD】
放送局:TOKYO MX 東京エリア・地上波9ch〈TOKYO MX1〉
放送日時:4/6(火)より毎週火曜 19:30~20:00
番組HP:https://s.mxtv.jp/anime/karatebaka/
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