那須川天心が直伝「シャドーはアップじゃなくて試合」と指摘、スパー指導で「はい死んだ」連発も技を伝授=格闘DREAMERS
「ABEMA」にて放送中の、人生をかけて世界一を目指す格闘家の卵たちを追った、格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』の第4話を、2021年4月3日(土)に配信、昨日5日には放送された一部、那須川天心のマススパーリングの指導部分がYouTubeにて公開された。
200通を超える応募のうち、書類審査、実技審査、面談を経て19名まで絞られたオーディション参加者たち。第4話では、17名にて参加した“地獄の合宿”と謳われる2泊3日の2次オーディション最終日の様子に迫った。
合宿最終日には、“特別コーチ”として招かれたRISE世界フェザー級王者の那須川天心(22)が登場。さっそくシャドー練習からスタートするも、那須川選手は「(参加者たちが)アップでシャドーをやってる」とすぐさま見抜き、「シャドーっていうのはアップじゃないんで。試合だと思ってやってください」と指摘した。「シャドーって自分の想像次第で強い相手とも弱い相手ともできるんで、想像しながらやるともっといい動きができると思う」とアドバイスした。途端に参加者たちの動きにも変化が見えた。
続いて、参加者たちのマススパーリングに那須川も参加。一人一人と相対した。那須川は小刻みなステップから鋭いジャブ、そして飛び二段蹴りや、天心キックと言われる竜巻回転蹴りまで見せた。そし個々の課題や弱点を発見すると惜しみなくアドバイスを送りテクニックを教えた。
レスリング全日本2連覇で昨年MMA転向を発表した中村倫也(26)には「ジャブは遠く突かなければいけないが、(反対の)右ストレートの方が長くなっている。もっとジャブを長く。そのときに(前のめりに)突っ込むのではなく、後ろ足で(前にステップインして)長く」とカッコ内の実技を交えながらわかりやすく指導。その他の参加者にも「その場で止まらないで動く」「フックはフェイントから」などそれぞれの短所を実技を交え改善に努めた。
那須川は「みんな個性があってスタイルも違いますし、すごい僕の中でもいい練習できたな」と練習を振り返りながら、「試合となったら、1人1回は倒れてる場面はつくったんで」と、不敵な笑みを見せた。スパー中に技を入れると、度々「はい死んだ」と指摘もしていた。
そして「格闘技って実力主義だと思う。誰よりも強くなろうと思う気持ちが大事」と参加者たちにメッセージを送った。
番組では合宿の総仕上げとして、最後にオーディションの合否に大きくかかわる試合形式のスパーリングを実施。5分2ラウンドの試合が行われた。マウントポジションでのパウンド攻撃や関節蹴りなどは禁止とした試合には、惜しくもドクターストップとなった2名を除き15名が参加。「全部完全決着だった」とオーディションの総指揮を務める髙谷裕之氏も思わずうなった。「もう壊れてもいいやって、殺す気でいきました」と最後に勝負をかけた者、「言い訳にはできない、これが今の実力です」と現実を受け入れた者もいた。次週、4月10日(土)配信の第5話にて、ついに2次オーディションの結果が発表される。
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