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那須川天心、武尊の強さ評価も「僕とは真逆のタイプ」

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2021/03/30(火)UP

那須川天心が武尊戦に来場し、その強さを評価した

 3月28日(日)東京・日本武道館で開催された『K’FESTA.4 DAY.2』のメイン直前に那須川天心(22= TARGET/Cygames)が来場。かねてより対戦が期待される武尊(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の劇的なKO勝利をリングサイドで観戦。
 このときの様子、試合の感想を那須川天心の公式YouTubeチャンネルにて昨夜29日に配信された。

 動画では、後楽園ホールで行われていた自身が所属するキックイベントRISEの興行の途中から車で日本武道館に向かう天心。K-1観戦は昨夜急遽決まり、観戦理由は大晦日に自身の試合を見にきてくれたことへのお返し。それが全てだと語った。

武尊のフックがレオナのテンプルに食い込む。この接近戦は武尊の距離だと那須川

 動画ではK-1の会場に入るまでの心境などを語り、いよいよリングサイドへ。会場からは大きな拍手と歓声が上がる。

 試合は武尊がKrush同級王者のレオナ・ペタス(28=THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)をパンチの打ち合いで3度のダウンを奪い2RでKO勝利。試合後のマイクで武尊が天心に向かい、対戦を実現させたいとメッセージ。それが終わると天心は会場を後にした。

序盤はレオナがリーチを生かしジャブを当て武尊を入らせなかった。これを続けていれば勝敗は変わっていたかもしれないと那須川

 天心は武尊の戦いを振り返り「打ち合って打ち勝ったという戦い。僕とはタイプが違う。武尊選手は打たれ強いので、それを信じて打って被弾はあるけど倒す。僕は被弾はなく、僕だけが当たるスタイル。真逆じゃないですかね」と両者の戦いが楽しみとなる発言。

 そして武尊vsレオナ戦の感想については、まず両者の特徴を説明。そして1〜2発はリーチのあるレオナの間合い、3発以降の連打は接近戦となり武尊の間合いだったと話す。接近戦ではレオナは手が長い分スピードは遅く、ガードが甘くなるくせもあり、もらいやすいと指摘。武尊は手が短い分、早く回せると語る。

武尊がレオナをKOした瞬間

「1、2の展開が続けられれば(勝敗は)逆だったかもしれない。武尊選手の距離に自ら行ってしまった。それが勝敗の全て」と語った。その理由からレオナのパンチで武尊がグラついた場面も負ける心配はなかったという。

 武尊の強さは「結構もらってくれるので(レオナは)行ける!と思ったんでしょうね。初動当たるじゃんって。だけどそこからが武尊選手は強い。そこでボーン!って相打ちでもらって最初のダウンで決まりましたね」と1R目の最初のダウンで勝負は決していたと語った。

レオナにKO勝ちし王座防衛した武尊

 また技術以外にも「実力とは関係ない部分が出ると思っていた。やはり何だかんだで持っている男。その差が出た。自分もそうだけど、今回危ないという場面を相当超えてきた選手なので。だから持っている」と武尊を評価した。

 天心vs武尊戦の実現については「互いに会場に来たりはあるけど、条件面も含めまだ何にも決まっていない」と語る天心。全く別タイプの2人が戦ったらどうなるのか。実現を見守りたい。

 その他動画では後楽園ホールの控え室から会場へ向かい、そして帰りまでの緊張感とユーモラスな会話、リングサイドで真剣に武尊戦を観戦する姿などが収められている。

▶︎次ページは(動画)那須川天心が武尊戦を観戦し、その強さについて語る今回のYouTube

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