【KNOCK OUT】再起戦の小笠原裕典「リスクを取ってでも熱い試合を」対する銀次「倒さないと気が済まない」=4.25
4月25日(土)に東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2021 vol.2』の[KNOCK OUT-BLACK フェザー級/3分3R・延長1R]で、小笠原裕典(28=クロスポイント吉祥寺)と、銀次(25=Next零)が対戦する。
小笠原裕典と弟の瑛作は、昨年11月の[REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント準決勝]で共に勝利。今年対戦予定だったが、裕典が55.5kgを維持するのが厳しく決勝は辞退した。しかし、今年1月のフェザー級(-57.5kg)に近い57kg契約での試合で判定負けを喫し、今回が再起戦となる。
今回対戦する銀次は、沖縄や九州のキック団体のフェザー級王者だ。
小笠原はインタビューで、銀次の印象を「気持ちの強いファイター」と言い、「蹴りよりもパンチなのかなというイメージですね。身長差をかいくぐってパンチを当てたいんじゃないかなと。そういうところは警戒してます」と分析。試合ではリーチ差も生かしていきたいが「最終的には気持ちと気持ちの戦いになると思います。やっぱり気持ちを見せる試合をしたいですね」と語る。
前戦よりヒジありのREDルールからヒジなしのBLACKルールに転向したが、ルール転向については「今まで自分はヒジに頼ってきた面があったので、自分の得意なものをいったん封印して、パンチの回転などをもっと上げていかないといけないルールの中で、一つ上のレベルに行きたくてやってるというところです」と、自分の理想に近づく手段の一つだと説明した。
また「やるからにはトップに行きたいので、『KNOCK OUT』のタイトルは絶対獲りたい、獲らなきゃいけないものと捉えてます。タイトルは次に行くために絶対必要な条件」と王座獲得に意欲を示し、「世界を相手に戦える選手になりたい」と野望を語った。
1歳半の息子を持つ小笠原は、子どもが生まれてから、それまでと違った角度からのモチベーションが増えたという。それは「息子にとって誇りに思える父親でありたい」ということ。
「ポイントを取って逃げてばかりいるような試合をする選手なのか、しっかりと気持ちを見せて戦う選手なのか。どっちが『俺のお父さんはすごい』と思ってもらえるかといったら、やっぱり気持ちを見せて戦って、男らしい試合をする父親の方だと思うんですよね」と語る。
最後に「このまま、パッとしないまま終わるぐらいだったら、リスクを取ってでも、何か心に残る試合をしていかないと意味がないと思ってるので。熱い試合がしたいです」と意気込んだ。
■銀次「残り1秒になっても絶対に倒しに行く。倒さないと気が済まない」
銀次は沖縄のキックイベント『TENKAICHI』や九州のキック団体『大和』、『KPKB』(九州プロキックボクシング)のフェザー級王者で、今回『KNOCK OUT』初参戦となる。
所属する「Next零」は福岡県で自らが代表を務めており、プロ選手は自身を含め2名。戦績は現在20戦15勝(6KO)3敗2分だ。
今回、東京での試合は4回目という銀次は「強い選手ばっかりだし、こっちから1人とか2人で乗り込むので、本当に『戦いに行ってる』という感じがして、燃えますね」「熱い戦いをして、名前を覚えてもらえるような試合をしたいと思います」と意気込む。
対戦する小笠原については研究しているが、最初は倒すイメージがあまり湧かなかった。しかし今は自分の中で倒すイメージもできており「来る時はガッと来るので、そういうところでいらないパンチや蹴りをもらわないようにしたいと思ってます」と作戦を練っている。
小笠原の記者会見を見て「勝ってここから上がっていくというビジョンを持っていると思ったんですが、それはちょっと覆してやろうかなと。自分が食って、代わりに上がっていこうと思います」と野心を見せる。
「1月に小笠原選手と戦った大脇武選手も、名古屋から出てきて小笠原選手に勝って龍聖選手との大きな試合につなげましたよね。自分もここで勝って、フェザー級でトーナメントも開催されるみたいなので、そこに参戦の名乗りを上げたいと思ってます」とビジョンを語る。
誰と試合しても負ける気はないという銀次は「勝ち続けていけばおのずとチャンスも巡ってくるでしょうし、その結果、ベルトも手に入るだろうと思っているので。とりあえずは目の前の小笠原戦に勝って、『次は誰が来るんですか』と。誰が来てもいいですよ、という気持ちです」と闘志をたぎらせる。
試合で一番見てほしい部分は「何があっても倒しに行くところ」で「劣勢になっても、残り1秒になっても絶対に倒しに行くんで。倒さないと気が済まないですから」と笑う。「蹴りでもパンチでも、何でも倒せるので」と語る銀次。果たして『KNOCK OUT』初参戦を白星で飾れるのか。
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