【ボクシング】パッキャオ、6.5クロフォード戦がコロナ懸念で中止も夏にマイキー・ガルシア戦浮上
ボクシング6階級制覇王者でWBAウェルター級休養王者のマニー・パッキャオ(42=フィリピン)vs.現WBO世界同級王者テレンス・クロフォード(33=米国)は6月5日にUAEで対戦する方向で合意していたが中止となったと、昨日、米ボクシング専門メディア『ボクシングシーン』が伝えた。
米大手プロモーション・トップランクのボブ・アラムCEOが『ボクシングシーン』の取材に「パッキャオもクロフォードも合意していたし、アブダビの投資家グループからも出資の合意書に署名してもらった。彼らがお金を出す約束だったが、2週間も金を待っても誰も出してくれなかった」と中止の理由を語った。
アラム氏によると、投資家たちはこのパンデミックで、「海外からも含め誰が会場に来るのか」という懸念もしており、世界からの大きな集客が望めず、投資の回収が厳しいと判断し出資を控えたようだ。契約した出資金額は語られていないが、今年2月、フィリピンの地元紙でパッキャオはクロフォードとやるならファイトマネー4000万ドル(42億円)を要求したと報じられていた。
クロフォードとの一戦が中止になったパッキャオだが、フィリピンの『ABS-CBNニュース』によると、パッキャオ側は現在、今年3月にも対戦に名前が上がった元4階級制覇王者で現WBC同級2位のマイキー・ガルシア(33=米/本名ミゲル・アンヘル・ガルシア)と交渉中だと言う。パッキャオのビジネス・マネージャーであるアーノルド・ベガフリアが、ドバイでのガルシアとのリング対決に向けて詳細を詰めているところだと語っている。時期は7月から8月。同氏のインスタにはパッキャオとガルシアのポスター画像が早くも掲載している。
ガルシアの戦績は40勝(30KO)1敗。この敗戦は19年3月に5階級王座を狙いIBF世界ウェルター級王者のエロール・スペンス・ジュニアに判定で敗れたもの。昨年2月には元2階級制覇王者のジェシー・バルガス(米)にダウンを奪う判定勝利を収めている。
クロフォード戦よりはファイトマネーが少なく済むのかどうか。コロナ禍で集客や金銭面をクリアし、果たしてパッキャオの2年ぶりの試合は実現するのか。
●編集部オススメ
・マニー・パッキャオとWBO王者クロフォードが6.5対戦で交渉
・6階級制覇パッキャオ、体重超過で王座剥奪後KO負けの過去、20歳の失敗が英雄への大きな転換期
・パッキャオ戦を目指すマクレガーにホリフィールドが指導役に名乗り
・井岡の表彰式で目立ちすぎのラウンドガールは、まさかのミスマガジン
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!