2021/05/26（水）UP
（最終更新：2021/05/26 15:17）

海外挑戦のため負けられないトーナメントだと意気込む海

　6月13日（日）東京ドームで開催される『RIZIN.28』で行われる［RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント1回戦］に参戦する朝倉海（27=トライフォース赤坂）が26日、公開練習を行った。

　海は初代Fighting NEXUSバンタム級王者の渡部修斗（32=ストライプル新百合ヶ丘）と対戦する。渡部は全日本選抜サンボ選手権優勝、コンバットレスリング世界大会優勝の強豪グラップラーだ。海は昨年大晦日、堀口恭司とバンタム級王座決定戦で争い、TKO負けして以来の復帰戦。以降打撃だけでなく、グラップリングなど総合的に練習しグラップラー相手にも負けない自信を見せた。

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　そして今回のトーナメントは「確実に優勝しないといけない」と口にした海。

今は盟友の昇侍にパンチをクリーンヒットさせTKO勝利する海=20年9月

　その理由として「大晦日の敗戦で、自分に対する評価は少し下がったのかな。そこを取り返さないといけない。今回のトーナメントでも、海外に挑戦する際、拘束されてしまうので、以前は出たくない気持ちが強かった。けれど日本のファンの方に期待してもらいたいと思った。そのためにはこのトーナメントで優勝してから、海外へ挑戦する必要がある」と、海外へはまずここで優勝すると自身で課している。

　そして堀口へのリベンジと、海外挑戦への優先度を尋ねられると「海外挑戦」ときっぱり。優勝者は来年のどこかのタイミングで堀口と対戦する方向になっているが、朝倉は今年の大みそかに優勝して来年早々にも海外へ挑戦を狙っているのだろう。
　
　海外挑戦のためにも、この試合では「油断しないことが一番。自分の実力を過信せずに、徹底的に相手を研究し、確実に勝ちに行く。特別に気を引き締める」と一切の油断は無い。
　このトーナメントのに参戦する16名の強豪の中には修斗やパンクラスの世界王者クラスの者やUFCでも勝利している井上直樹（23)もおり、優勝もなかなか厳しいトーナメントだ。大晦日までどのような選手と対戦し果たして誰が栄冠を手にするのか期待される。

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