【RIZIN】”足関十段”今成に対し、ストライカー・瀧澤謙太「リスクを冒し接近戦ある」
6月27日(日)丸善インテックアリーナ大阪で開催される『Yogibo presents RIZIN.29』で16名によるバンタム級トーナメントに参戦する、瀧澤謙太(26=フリー)が公開練習を行った。
瀧澤は1回戦で、今成正和(45=今成柔術)と対決する。
瀧澤は空手をバックボーンとし、パンクラスを主戦場に戦うストライカー。高い身体能力と躍動感のある打撃を武器にバンタム級で活躍する。RIZINには昨年9月にデビューし、金太郎に判定勝利。しかし11月には扇久保博正、大晦日には佐々木憂流迦と強豪2人にいずれも判定負けを喫した。
対する今成は“足関十段”の異名を持つ足関節技の達人。独特のムーブで相手の足元に滑り込む“イマナリロール”は世界的な知名度を持つ。
DEEPでは2階級制覇を達成し、DREAMでも活躍した。18年10月、19年2月のONEでは、いずれも1R関節技で秒殺フィニッシュしており、達人技は健在。直近の試合は昨年9月の根津優太戦で、根津の徹底したアウトボクシングに判定負けした。
瀧澤は公開練習で、オープンフィンガーグローブをはめてのボクシングミット打ちを披露。鋭い左右のストレートを繰り出していたが、最後はミットを持つトレーナーに向かって、今成ロールを思わせる飛び込み。ヒールを極めた後には、過去に自身のTikTokで「ヤバい」「キモい」とプチ炎上した腰振りダンスをかましてみせた。
練習後の囲みインタビューで瀧澤は、ラストの今成ロール的なムーブを「やるよ」と本家のお株を奪うと宣言。「プレッシャーです」と足関十段を挑発する。
トーナメントで相手が今成に決定した時には「最初はだいぶ嫌だなと思っていた」という瀧澤。理由として「足関をしつこく狙ってくる、今までやったことがないタイプ。今までやってきたこととは違う対策を用意しないといけない」と語るが、現在は「(緊急事態宣言の影響で)期間も延びたし、対策もみっちり練れているんで、やったろって気持ちになった」と前向きになったと語る。
今成への対策として瀧澤は、ノーギ柔術全日本二冠の岩本健汰との練習が自信になっていると言う。岩本は今成と昨年11月のZSTのグラップリングマッチで対決、肩固めで一本勝ちしている。その岩本と瀧澤は「週2くらいでみっちり練習やれて、やったことを毎日のように復習している」と組み対策に自信を持つ。
もっとも今成の組み付きには「捕まらない自信があります」という瀧澤。その戦法についても「リスクを侵さないと勝てない。近い距離で戦うこともあります」と語る。
今成と戦うファイターは、今成の足関節を警戒し、アウトボクシングやヒットアンドアウェイに徹することも多いが、瀧澤はリスクを承知で打撃に行くようだ。
今成は前戦、元修斗環太平洋王者・根津優太に徹底したローキックとジャブで脚をつかめず”完封”されたが、瀧澤は「僕は、根津選手とはまた違う戦い方をする」とし、特に練習した技として「瀧澤ロール。公開練習の技とはまたちょっと違う」と今成に対抗した必殺ムーブの存在を匂わせた。
試合展開として「相手はいきなり攻めてくると思うので、そこさえ対応出来れば自分のペースに持っていける」と、今成の序盤の動きに要注意とした。
最後には「瀧澤謙太、がんばります!きゅんです!」とTikTokの決めゼリフで、試合に向け心ときめいていると意気込んだ。
▶次ページ:【動画】飛びヒザ一閃!修斗との対抗戦でKOで勝利した瀧澤
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