2021/06/12（土）UP
（最終更新：2021/06/12 19:18）

“一触即発”のフェイスオフ！激突する絶対王者アデサンヤ（左）と挑戦者ヴェットーリ（右）©️UFC

　6月13日（日・日本時間）に米アリゾナ州グレンデール・ヒラ・リバー・アリーナにて開催される『UFC263』の前日計量が12日に実施された。

　メインイベントのミドル級（185ポンド/83.91kg）タイトルマッチで対戦する王者イズラエル・アデサンヤ（31=ナイジェリア）が、183.5ポンド(83.23kg)で、挑戦者マービン・ヴェットーリ（27=イタリア）が184.5ポンド(83.68kg)で共にパスした。

【動画】は、“犬猿の仲”の王者アデサンヤと挑戦者ヴェットーリ、一触即発のフェイスオフ！

アンデウソン・シウバに右フックをヒットさせるアデサニヤ(c)Zuffa LLC/UFC

　その後、歓声とブーイングが入り混じる中、ヴェットーリがイタリアの国旗を掲げながらステージ中央へ。続いてアデサンヤが登場し、フェイスオフが始まってすぐに、間に入るダナ・ホワイト社長が互いの距離を取らせる仕草。二人は共に“相手を嫌いだ”と公言するほどの犬猿の仲だけに、ホワイト社長の表情から緊張がうかがえる。
　お互い最後まで手は出さなかったものの、互いに相手に言葉を吐きながら、前のめりに今にも襲いかかりそうで、一触即発の緊張状態が続いた。

　アデサンヤはミドル級の絶対王者。戦績は20勝（15KO)1敗とフィニッシュの全てがKO勝利。この1敗は今年3月に1階級上のライトヘビー級に挑戦。いきなり王者のヤン・ブラホビッチ（ポーランド）とタイトル戦を行い判定で敗れ、無敗記録が20でストップしてしまった。今回はミドル級に戻しての再起戦。これまで通りKOが期待される。