【RIZIN】矢地祐介が”絶好調”新体制で「何も出来てなかったと思い知らされた」ブランニュー・ヤッチくん誕生へ
6月27日(日)丸善インテックアリーナ大阪で開催される『RIZIN.29』。
現・修斗世界ライト級王者・川名TENCHO雄生(30=北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY)と対戦する矢地祐介(31=フリー)が公開練習を行った。
矢地は公開練習で、パンチミットへの打ち込みを披露。鋭い踏み込みからのストレート、フックのコンビネーションで快音を響かせた。
試合後の囲みで矢地は、現在の体調を「絶好調」だと笑う。その理由の一つとして、練習への取り組みや、試合へのイメージ、格闘技そのものへの考え方がガラリと変わったことがあると言う。
昨年末に、長年所属していたクレイジービーを離れ、フリーとなった矢地。年明けからヘッドコーチをつけ、打撃トレーナーもつけて新体制をスタートさせた。
今までの練習では「スパーリングして、その後は技術交流に留めていた。そこまで細かく見てもらっていたのでなかったし、体格やフィジカルに恵まれていたことに甘えていた部分があった」と言う。
新体制になってからは「手応えしかない。自分自身ガッカリしたというか、驚いたというか。何も出来ていなかったんだと思い知らされた。足りない所だらけ。そこを見つめ直し、色んな技術を教えてもらって吸収して、という作業を繰り返している。今は別人じゃないかと」と格闘家として生まれ変わったかのようだと語る。
何より変わったのは「(スパーリングなど)実戦練習でも、頭を使えるようになった」ことだと言う。「しっかり細かい所から頭を使って『こういう時はどうするのか』と、パートごとの技術や戦い方を学んだ。試合でどう出るか、その通りに戦えるかすごく楽しみ」と言う。
今までの試合では「簡単に言えば、ノリと勢いで戦っていた。または相手のクセを気にするなど、そっちばかり。自分がどう勝つかイメージ出来ず、漠然と、KOや一本で勝ちたいみたいな、ふわっとした戦い方をしていた」と大まかな戦い方だったと振り返る。
試合まであと10日ほどだが「一日一つ何かを覚えていくような、どんどん武器が増えてゆくイメージ。格闘技がすごく楽しい」と生き生きした様子だ。
今回の対戦相手、川名については「”ザ・修斗のチャンピオン”という印象。何が強いというか、突出したものはないが、全体的な技術が高い」とトータルファイターだと評価する。加えて「何より気持ちが強い。前にどんどん出る好戦的な戦い方」と語り、その2つが川名の強みだろうと言う。
川名はSNSでも”好戦的”な挑発を続けているが、矢地は「SNSのやりとりが、あまりカッコいいと思っていない。試合で見せましょうという感じ」と、場外試合は取り合わない。
試合展開について「相手のやりたいことははっきりしている。対策を練って臨む」と、新体制のチームで迎え撃つ。
”別人”となったという矢地だが、相手にとっては「過去の試合はあまり参考にならないのかな」と新たな自分に自信を持つ。
6月13日に行われた『RIZIN.28』では、かつて対戦した朝倉未来や、サトシ・ソウザの試合が話題となった。
矢地は「その2つの試合は特に印象に残った。肌を合わせてみないとわからないけれど、相変わらず強いなというイメージ」と言う。盛り上がった興行だったが「自分がその場にいないことが、悔しいと思いつつ、楽しんで見ていた。刺激になった。次の日からのモチベーションになった」と奮起材料になったようだ。
27日の試合は「何だかんだ、まだみんなに期待を持ってもらえるような試合になる。ブランニュー・ヤッチくんをお披露目したい」と笑って意気込んだ。
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