【ボクシング】マクレガー風のワル、試合前のグローブタッチでまさかのボディブロー! 対戦相手は怒りのKO勝利
6月16日(現地時間)豪州シドニーでオーストラリアヘビー級タイトルマッチ『王者ジャスティス・フニvs元ラグビースター ポール・ガレン』の前座でありえないことが起きた。
それはアンドレイ・ミハイロビッチ(23=豪州=15勝8KO無敗)vsアレックス・ハナン(22=豪州=13勝7KO無敗)のミドル級8回戦でのこと。
2人は仲が悪く、試合前から舌戦を繰り返してきた。ヒゲを蓄え胸に大きなタトゥーのハナンは容姿も行動もUFCのコナー・マクレガーを意識しているかのよう。
前日計量では正面を向き記念撮影するところ、ハナンは相手を見続け、そして首切りポーズ。さらに指で拳銃の形を作り、ミハイロビッチとその陣営に何発も拳銃で打つ真似をするとミハイロビッチは屈辱の表情。
さらには試合開始直前にリングで、互いに中央に寄り、レフェリーのルール説明を聞いてお互いグローブタッチをして各コーナに戻るが、そのグローブタッチでハナンがまさかのボディブロー。一瞬驚き、腰を引いてしまうミハイロビッチ。もはや屈辱からの怒りは頂点に。
試合開始から、ミハイロビッチは2Rに左フックで最初のダウンを奪うと、左フックからの右ボディブローで2度目のダウンを奪い、最後はパンチの連打で防戦一方となったところで、レフェリーが試合を止めた。ミハイロビッチはわずか2Rで雪辱を果たした。
ミハイロビッチは勝利インタビューの中で、グローブタッチ時のボディブローよりも、前日計量で相手が手で銃を作って自身の陣営に向かって発砲したことを気にしていた。
「ボクシングに関することならバカにしていいが、銃を出した時点で、それはボクシングの範疇を超えてしまう。私のコーチたちに銃を向けるのは、私の家族に対して行なっているようなもの。だからこそ、今夜、地獄の左フックが生まれたんだ」と怒りが爆発したと語った。
▶︎次のページは【動画】開始前のボディブロー、怒りのKO劇、怒りの原因となった前日計量の銃の仕草など
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