【ボクシング】村田にも勝ったロブ・ブラント、一触即発”40秒”のフェイスオフ! オッズでは無敗の相手が上
6月26日(日本時間27日)米ラスベガスにて行われるメインのワシル・ロマチェンコvs中谷正義。
そのセミファイナルに村田諒太と1勝1敗の元WBAミドル級王者ロブ・ブラント(30=米)と、KOを重ねる無敗の剛腕ジャニベク・アリムハヌリ(28=カザフスタン/WBO同級2位)が対戦する。
本日24日(日本時間25日)公式会見に挑んだ両者はフェイスオフで激しい睨み合い。通常10秒ほどで互いにフェイスオフを止めるが、何と40秒間も睨み合った。その間、ブラントは正面を向けとばかりに指でゼスチャーを送ったり、視線を外さずとも、身体を前に向けようとするが、アリムハヌリは全く動く様子はない。一触即発の空気が漂う中、主催のTOP RANKボブ・アラム氏からブレイクの指示が入りようやく互いに正面を向いた。
日本のファンにはブラントは村田諒太を破り、1度は王座を奪取したことで記憶に新しいだろう。しかし、オッズでは相手のアリムハヌリが有利。英大手ブックメーカーのウイリアム・ヒルによると、アリムハヌリ1.3倍、ブラント3.5倍とアリムハヌリの勝利予想が高い。
アリムハヌリはプロ9勝(5KO)無敗。アマ時代は13年に世界選手権ミドル級で優勝、16年リオ五輪ベスト8。
16年にプロデビューしWBC米大陸王者に。前回は昨年10月、新設されたWBOグローバル王座をかけアルゼンチン選手と対戦し2RでKO勝利。アリムハヌリの左フックでロープ外に体が吹っ飛ばされる衝撃のKO劇だった。これで3連続KO勝利。これを見せられるとアリムハヌリが勝つのではと思ってしまうが、彼はプロでは目を見張る世界のトップクラスの選手との対戦は経験がなく、その強さはブラント戦で試されるところだ。
ブラントは18年10月にWBA世界ミドル級王者だった村田諒太に勝利し王座奪取したが、19年7月の再戦で2回TKO負けで王座陥落。その後、WBOウェルター級王者、テレンス・クロフォードのトレーナーのブライアン・マッキンタイヤーをトレーナーに迎え、昨年8月の再起戦で5RにTKO勝利している。さてブラントはこの下馬評を覆すことができるか。なお、このセミファイナルは27日にWOWOWにて放送される。
【選手データ】(6月25日現在)
ロブ・ブラント(30=米)、身長:184cm、リーチ:179cm、構え:右、
戦績:26勝(18KO)2敗(1KO)。主な獲得タイトル:元WBAミドル級王者、WBO12位
ジャニベク・アリムハヌリ(28=カザフスタン)身長:182cm、リーチ182cm、構え:左
戦績:9勝(5KO)無敗。主な獲得タイトル:WBOグローバルミドル級王者、WBO同級2位、13年 世界選手権ミドル級優勝(アマ)
▶︎次のページは【動画】この緊迫のフェイスオフ、そしてアリムハヌリがロープ外に吹っ飛ばす豪快なKO劇
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