【RIZIN】矢地祐介「ノリだけでやっていた」試合からの卒業、王者クラス撃破を目指す
6月27日(日)丸善インテックアリーナ大阪で開催された『Yogibo presents RIZIN.29』では、矢地祐介(フリー)が、修斗世界ライト級王者・川名TENCHO雄生(北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY)にRIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)で3−0判定勝利した。
矢地は19年12月のベラトールジャパンで勝利するも、昨年8月現ライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザにTKO負け。その翌月で再起をかけるも大原樹理と激戦の末に判定1-2で敗北と連敗中。
昨年末に、長年所属していたKRAZY BEEを離れ、フリーに。年明けからヘッドコーチをつけ、打撃トレーナーもつけて新体制をスタートさせ、今回は新たな自分を見せるとしていた。
試合後のインタビューで矢地は「本当によかった」と安堵の笑顔。
相手の川名と対戦してみて「気持ちが強く前に出てくる選手で、そこをすごく大きすぎるくらいに考えていたけれど、予想を下回ってくれた」と思ったよりもやりやすかったと言う。
川名の作戦について「前に出て、距離つぶして下がらせて、カウンター振ったところをよけて殴るとか、プレッシャーをかけて詰めてテイクダウンしにいって、俺をを弱気ににさせる」と予測していた矢地。しかし「逆に同じことを行って、削っていきたいというのが作戦だった。うまくいってよかった」と川名の得意フィールドであえて対抗したと語る。
その結果「ああいう選手は苦手だったので、ここで勝てたということは本当に自信になった」と喜ぶ。
戦前はSNSなどで、川名に挑発を仕掛けられていたが「(自分は)連敗中で悲惨なんで。多分どう煽り返しても『いや、お前が言うなよ』って総ツッコミ食らうから。煽り合いを現時点でしたくなく、申し訳ないですけど流させていただきました」と、挑発を無視していた理由を語る。
最近の敗因について「川名選手も言っていましたけど、何をしたいのかわからない。ゴールがなかった。試合をただ殴り合って盛り上げるお祭りだと捉えていた。本当にポテンシャルとフィジカル、ノリだけでやっていた」と格闘技を格闘技として捉えていなかったことだと語る。
今回の試合では手応えを感じたという矢地。今後は「次はDEEPやパンクラスのチャンピオン、そしてRIZINのチャンピオンや外国人。皆さんが求める相手めがけて、また一歩階段を上がっていけたらいいと思う」と着実にステップアップし、強者たちと戦いたいと意気込んだ。
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