平本蓮のアメリカ修行が決定、ペティス兄弟が在籍の名門MMAジムへ
元K-1トップファイターで、現在はRIZINにMMAファイターとして参戦する平本蓮(23=THE PANDEMONIUM)が、海外修行に挑戦する。
今月29日、平本がツイッターで発表した。行き先は、アメリカの名門ジム・ルーファスポーツだ。7月中に出発する模様。
ルーファスポーツには元UFC世界ウェルター級王者タイロン・ウッドリーや、元UFC世界ライト級王者アンソニー・ペティスと現Bellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティスのペティス兄弟などが在籍する。
平本はツイッターのフリートで「来月アメリカ行きが正式に決定した。行き先はWisconsinのMilwaukeeのRoufusport!」と記し、アンソニー・ペティスやヘッドコーチであるデューク・ルーファスのアカウントに「Nice to meet you」と挨拶している。
ルーファスポーツを率いるデューク・ルーファスは、キックボクシング世界王座をISKAをはじめとし6つも獲得。兄のリック・ルーファスもキックボクサーで、K-1 GRAND PRIXではジェロム・レ・バンナやフランシスコ・フィリオと激闘を繰り広げた。その後リックはMMAに転向している。
そんなデュークが率いるルーファスポーツは、ストライカーをMMAにアジャストさせるジムとして知られる。
平本のマネージャーのシュウ・ヒラタ氏も、デュークについて「元K-1戦士で日本の格闘技の素晴らしさを理解していてストライカーをMMAファイターに転身させることに長けている現代MMAの名コーチの一人です。ここはフライからライトまで選手層がとても厚いんです」と太鼓判を押している。
アメリカ修行の期間は、今の所、明かされておらず、数カ月の出稽古なのか、長期間の拠点とするのかは不明だ。しかし一般的に日本人選手が海外へ行く場合、ビザの問題もあり、在籍や拠点とする前にまずは3ヶ月程度のから期間を設けることが多いようだ。
■平本蓮はMMA転向を発表した直後から海外修行を視野
平本はK-1でトップファイターとして活躍した後、19年12月にRIZIN共同開催の『BELLATOR JAPAN』にキックルールで参戦し勝利。昨年大みそかの『RIZIN.26』では、初MMA戦で萩原京平(SMOKER GYM)に2R 1分29秒でTKO負けした。
平本はMMA転向を発表した直後から、自身の憧れである元キックボクサーで現UFCミドル級王者イスラエル・アデサニヤの所属するジム(ニュージーランドのシティ・キックボクシング)で練習したいと発言するなど、元々海外での練習環境に関心を持っていた。
萩原戦での敗北後、自身のYouTubeでアメリカ行きの本格的な決意を表明する。「向こうに住みながら、あっちで必死に修行してくんのありかなと思って。格闘技にどっぷり浸かっていきたいという気持ちがさらに強くなった」と語っていた。
また、敗戦を振り返り「自分の武器というか、打撃をもっとこう出来たらという部分を感じていた。組技だけとか打撃だけとかじゃなくて、全部まとめて見てくれるトータルのコーチがいてくれた方がいいと気付かされた」とヘッドコーチ的な存在が必要だと気づいたと言う。
平本はこの海外修行で、MMAファイターとして一皮も二皮も剥けることが出来るか。
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