2021/07/04（日）UP
（最終更新：2021/07/04 14:12）

志朗戦を前に、公開練習に臨んだ滉大 (C)RISE

　7月18日（日）エディオンアリーナ大阪・第一競技場にて開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021』。本大会で行われる「RISE DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント」の1回戦第2試合で志朗（27＝BeWELL キックボクシングジム）と対戦するHOOST CUP 初代日本スーパーフライ級王者・滉大（23＝及川道場）が公開練習に臨んだ。

　ワンツーからヒザ、ジャブからローと上下の打ち分けを意識したシャドーを披露した滉大、その後のミットでも多彩なコンビネーションを披露。さらには伸びのある左右ミドル、ハイキックを見せ好調ぶりをうかがわせた。

ハイキックのシャドーを披露する滉大 (C)RISE

　本トーナメントにおいて満を持してのRISE初参戦。RISEへの参戦は「いつくるんやろと思っていました」と、滉大自身も心待ちにしていたという。本トーナメントにもかつて勝利した政所仁、リザーブファイトに大﨑孔稀、唯一の敗戦を喫した大﨑一貴が参戦。鎬を削るライバルたちが活躍を見せる中で「僕が勝った選手が注目を浴びて、僕が浴びてない環境もあった」という思いを抱えていたが、今回のチャンス到来に「やっとかという感じ。楽しみでしかないです」と喜びの声。「いろんな方に滉大という格闘家を知って欲しい」と、東京のファンへ名を知らしめる意気込みを見せた。

　1回戦の組み合わせは、対戦組み合わせ抽選会において、志朗から滉大が待つブロックに乗り込む形で決定した。この志朗の選択に対し、滉大は「名がある選手で僕よりもトップで戦っている選手。指名してくれたのは素直にうれしかったし、光栄でした」と喜びを見せた。

多彩なコンビネーションも見せた (C)RISE

　志朗といえば、RISEにおいて那須川天心と二度の名勝負を繰り広げた国内屈指のテクニシャン。滉大は志朗を「（自分以外の7人では）志朗が一番強い」と高く評価し、1回戦が事実上の決勝であるという認識を見せた。
　その上で那須川戦を分析し「付けいる隙あり」と断言。「キャリアのある選手ですが、テクニックで圧倒的に勝つところを見て欲しい」と、高度な技術戦を展開した上で勝利すると宣言した。

(C)RISE

　この初参戦をきっかけに、滉大には今後の定期参戦も期待される。まずはトーナメントの優勝を手土産に「那須川選手がボクシングに行くかもしれない中、僕がRISEを引っ張る存在になれたら」と一気にトップに駆け上がる構えを見せる。最後に「初参戦でまだ僕のことを知らない人もたくさんいると思いますが、皆さんに覚えてもらえるようにがんばります」と奮戦を誓った滉大。
　”まだ見ぬ強豪”と目される滉大は、卓越した技術でRISEトップファイターたちを乗り越えることができるか。

☆この大会の決定対戦カード、チケット、スケジュールはこちら

フォロー

●編集部オススメ

・DoA-53kgトーナメントの組み合わせ決定、1回戦は大﨑vs石井、滉大vs志朗、江幡vs風音、政所vs田丸＝7.18大阪