2021/08/21（土）UP
（最終更新：2021/08/21 09:41）

パッキャオが計量をパスしバキバキの筋肉でマッスルポーズを決めた(c)Getty

　8月21日（日本時間22日）米ラスベガスにて行われる『プロボクシングWBAスーパー世界ウェルター級タイトルマッチ』の前日計量が行われ、WBAウェルター級休養王者のマニー・パッキャオ（42＝フィリピン）は146ポンド（66.2kg）、WBAウェルター級スーパー王者のヨルデニス・ウガス（35＝キューバ）はリミットの147ポンド（66.68kg）で計量パス、フェイスオフで睨み合い、あとは明日の試合を待つのみとなった。

【動画】パッキャオそしてウガスの仕上げた肉体、計量後の緊迫のフェイスオフ！

　パッキャオは計量を成功させ42歳とは思えないバキバキの身体でマッスルポーズ、ウガスもしっかり身体を作り上げてきた。

　この一戦のオッズ（英大手ウイリアム・ヒル）では21日8時現在、パッキャオ1.28倍、ウガス3.75倍とパッキャオの勝利予想が優勢だ。しかしウガスは北京五輪銅メダリストで当て感の良い選手。チャンスと見るや持ち前のスタミナで怒涛の連打で攻めてくる侮れない相手だ。

　現在WBAスーパー王者のウガス、これは今年1月までパッキャオが保持していた物だ。パッキャオは2019年7月にキース・サーマンを破って以降、試合ができておらず、WBAは今年1月、パッキャオを休養王者に降格。レギュラー王者だったウガスがスーパー王者に昇格した。パッキャオは今回実力で獲得したスーパー王者のベルトを取り戻しに行く。

　パッキャオは現在フィリピンの上院議員だが、来年5月の大統領選挙に出馬するため、この試合が最後になる可能性もあると報じられる。彼の戦いをしっかり見ておきたいところだ。

♢選手データ

マニー・パッキャオ（42＝フィリピン）身長166cm/リーチ170cm/構え：左/戦績62勝(39KO)7敗2分/KO率54.93%/主なタイトル：元6階級制覇王者、現WBAウェルター級休養王者※休養王者に降格前はWBA（防衛2）
vs
ヨルデニス・ウガス（35=キューバ）身長175cm/リーチ175cm/構え：右/戦績26勝(12KO)4敗/KO率40%/主なタイトル：現WBAウェルター級スーパー王者（防衛0）、北京五輪ライト級銅メダリスト