【K-1】Krush王者・壽美、毎日“格闘技に生きている”「力強い試合を見せたい」

2021/09/04（土）UP
（最終更新：2021/09/04 12:14）

　9月20日（月・祝）横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN よこはまつり』のスーパーファイト/女子-53kg契約/3分3R・延長1R］で対戦する壽美（25＝NEXT LEVEL渋谷）と櫻井梨華子（29＝優弥道場）のコメントが主催者を通じて届いた。

　壽美はサウスポーから繰り出される左ストレートを武器に20年11月でK-1世界王者・KANAに判定勝利。番狂わせを起こして、一気に注目の女子ファイターとなった。今年4月には、トーナメントを制して第5代Krush女子フライ級王座に輝いた。対する櫻井は山本優弥率いる優弥道場に所属し、K-1アマチュアで輝かしい実績を残してプロデビュー。デビュー6戦目にして、K-1の大舞台での戦いに大抜粋された。

　壽美は念願の初タイトルを手にして「チャンピオンになったことで“もっと強くなりたい”という気持ちが沸いて、練習量もかなり増やして、毎日“格闘技に生きてるな”という時間を過ごしています。だから今回は今までで一番自信を持ってリングに立てる、それぐらいの練習をしています」と格闘技に向かう熱が日に日に増しているという。

　目指すは当然、KANAとの再戦を実現させてK-1のベルトを巻くことだ。「ただこなす練習ではなく“自分には何が必要なんだろう”ということを考えてスケジュールを組み直しました。練習の前に『今日はジャンプトレーニングを入れよう』や『今日は練習の後にフィジカルトレーニングを入れよう』など、毎日の練習スケジュールを完璧に組んでます」とトレーニングにも課題を持って取り組むようにしている。

　対戦する櫻井については「気持ちが強くて、力強い、パワーがすごいあるんだろうな、一発もらったらヤバいかな」とその強打を警戒。その上で「前回のK-1参戦よりもパワーがついたと思うことが増えたので、力強い試合を見せられたらと思います。やっぱり軽い階級じゃないちょっと重い階級だからこそ、アトム級・ミニマム級とは違う力強さとかドカーンと勝つところを見せたいです」とこの試合に向けて意気込んだ。

　一方の櫻井は「KHOASでプロデビューが決まった時もすごく反響が大きかったのですが、今回はK-1デビュー戦、しかも横浜アリーナという大舞台なので試合が発表されたからめちゃくちゃ連絡が来ました。周りの人たち・応援してくれている人たちも喜んでくれています」と大舞台参戦に周りからの反響は大きかったようだ。

　ジムの代表である山本優弥が旧K-1に出場していた際から、憧れていた舞台でもある。その舞台でKrush王者である壽美を相手に「自分の持ち味はスピードとステップワークで、壽美選手は今まで私のようなタイプの選手とはやったことがないと思います。今は『櫻井？誰？』というところからのスタートだと思いますが、魅せる試合・お客さんを楽しませる試合をして、見ている人たちをびっくりさせたいですね」と自身の持ち味を出して戦う構えだ。

　今後の目標を聞かれると「やっぱりチャンピオンになって、アマチュア時代に衝撃を受けたKANA選手の隣に並びたいです。私は怪我もあったり、思うように試合ができないこともあったのですが、それでも変わらず応援してくれる人や周りにいる仲間・先輩たちがいます。そういう人たちに応援してよかったと思われる選手になってベルトを巻きたいです」と野望を口にした。

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