【NJKF】40歳・渡辺久江が復帰する理由「ゆくゆくはRIZINにも」=10.31
■RENAへのリベンジは?「いずれはRIZINにも」
練習に復帰したのは、まだ半年前だ。「今年の4月から、ZEROでバイトして身体も動かし始めた。筋肉量自体は落ちていて、階級は落とす。けれどマッスルメモリー的なものは残っていて、今すぐにでもパッと行けそう」と戦いのカンなどは落ちていないと言う。
「これからどんどん強くなっちゃう。復帰の理由としては”ウケ狙い”もあったけど、思惑通り結構ウケてる。これで試合ガンガン勝ってったらカッコよくない?」と”元ギャル格闘家”らしい軽やかさも健在だ。
もっともモチベーションは確かで、現在の目標として「タイトルや誰かに勝ちたいというよりも、前よりも(パフォーマンスを)上げたい、こうKOがしたいというのが強い」と年齢相応の落ち着きも見せる。
2010年に戦い、TKO負けを喫したRENAへのリベンジもかつては口にしていた。今も「(RENAは立ち技や格闘技自体を)やってるの?やってるんだったら、やりたいけど」と意欲は見せるが「今はまだ身体が大きくなっていない。筋肉はバキバキなんだけど。自分の状態も見ながら、相手は見定めようかな」とまずは復帰の具合次第とした。
稼ぐため、かつての”ジョシカク”熱を盛り上げるためには総合格闘技、さらには「ゆくゆくはRIZINへの出場も狙いたい」とも語る。けれど「今日明日、出たいかというオファーが来ても、それは違うと思う。いつオファーがきてもいいように手探りだが(総合格闘技仕様にも)戻していきたい。出稽古などを重ね、来年中には。この年でもやれるんだぞ、と」と急ぎすぎることなく実力を戻していきたいとする。
今回の相手の祥子も2児の母であり、プロ選手としての活動の傍らキックボクシングジムやフィットネスジム2店舗を経営するエネルギッシュなファイターだ。渡辺は「最初から若い子とぶつかって”歳の差対決”みたいになるより、”お母さん対決”のようになれてよかった」と言う。しかし祥子は37歳ながら、現在もハイペースで試合を重ねるアグレッシブなファイターだ。
渡辺は復帰第一戦、しっかりと強さを見せ、勝ち切ることが出来るか。
■渡辺久江:2002年4月にMMA(総合格闘技)でプロデビューし、2003年には女子立ち技格闘技イベント『Girls SHOCK』のエースとして活躍。2004年5月にはTBSの人気番組『筋肉番付』で行われた女子総合格闘技最強女王決定トーナメントに出場し、優勝を果たした。
2006年8月には当時無敗のしなしさとこをKOしてDEEP女子ライト級初代王座に就くが、2008年5月に引退を発表。2010年4月にシュートボクシングで復帰戦を行い、2010年8月の『Girls S-cup』ではRENAと新旧女王対決を行い、TKO負けを喫する。
RENA戦から再びリングを離れていたが、16年2月に5年ぶりに復帰するとMMAイベント『WSOF-GC 2 JAPAN』で2R KO勝利。続く6月にはMMA戦でドロー、大晦日にはキックボクシング戦で勝利したが、以後出産・育児のためリングを離れていた。
<決定対戦カード>
▼第一部メインイベント ミネルヴァアトム級ランキング戦 2分3R
祥子JSK(NJKFミネルヴァアトム級4位/治政館)
vs
久遠(ZERO)※渡辺久江
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