【ONE】女王アンジェラに辿り着けるのはスタンプか、フォガットか、期待される“打ち合い”に「KOで決める」(スタンプ)=12.3女子アトム級WGP決勝
12月3日(金)にシンガポール・インドアスタジアムにて開催される格闘技イベント『ONE: WINTER WARRIORS』の女子アトム級ワールドグランプリ決勝で対戦する、スタンプ・フェアテックス(タイ)とリトゥ・フォガット(インド)の試合前インタビューが主催者から届いた。
スタンプは立ち技でも活躍し、試合入場時のダンスが印象的な“アジアのツヨカワ”ファイター。ONEでキックとムエタイの2冠を達成し、MMAでの3冠達成を目指しWGPに参戦。トーナメント初戦でMMA初黒星を喫したアリヨナ・ラソヒナにリベンジを果たすと、続く準決勝で、山口芽生を破ったブラジル新鋭ジュリー・メザバルバを破った。
【動画】トーナメント制覇なるか、キック&ムエタイ女王スタンプのフィニッシュ映像
対するフォガットは映画『ダンガル きっと、つよくなる』で描かれた伝説のコーチを父に持つ、レスリング一家の三女。東京五輪への出場も期待されたが総合格闘技に転向、デビューからONEで戦う生え抜きの選手だ。WGPでは初戦で同級2位のメン・ボーを破る番狂わせ。続く準決勝で平田樹と対戦する予定だったが、平田の体調不良による欠場により、代替のジェネリン・オルシムと対戦し勝利した。
キックとムエタイで既に頂点に立っているスタンプだが「私がこれまでやってきたムエタイやキックボクシングとは(MMAは)異なる競技なので、グランプリ決勝はより大きな戦いだと感じる」と、緊張感を切らさない。
対戦相手フォガットはレスリングベースの組技のスペシャリスト。打撃のスペシャリストのスタンプにとっては、組みのあるMMAにどこまで順応できているのか、その真価が問われるが、「グラウンドの展開になった場合、自分の有利なポジション、流れに戻る方法を見つけなければなりません。相手の得意な戦法には付き合いません」と、強く警戒。その一方でフォガットが期待されるスタンドでの“打ち合い”に応じた場合は「自分がKOで決める」と意気込む。
勝負の鍵はテイクダウン。スタンプがテイクダウンされるリスクを背負いながら、アップライト構えでのスピーディーで威力ある打撃を当てていけるかが、その分かれ道となりそうだ。
対するフォガットは「私のレスリングの強さはアトム級でずば抜けています。スタンプは私に勝てない。グラウンドゲームになったら試合終了も同然」と、グラウンド展開に絶対の自信を持つ。
さらにスタンプのフィールドであるスタンド展開についても「ここ数ヶ月間、打撃の向上に取り組んできたので、世界中がその上達ぶりに気付く」とニヤリ。続けて「サブミッションであれ、チョークであれ、パウンドアウトであれ、時間内にフィニッシュすることが私の目標」と、フィニッシュ宣言をした。
このグランプリの勝者は、現王者アンジェラ ・リーの持つ王座への挑戦権が与えられるが、果たして、アトム級絶対女王のアンジェラまでたどり着くのは、前人未到の3冠を目指すスタンプか、インド・レスリング超新星のフォガットか。
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