【ボクシング】井上尚弥、相手のKO＆王座宣言に「このくらい気合がないと試合は面白くない」＝前日計量

2021/12/13（月）UP
（最終更新：2021/12/13 19:25）

　12月14日、両国国技館にて開催されるボクシングイベント『PXB WORLD SPIRITS』の前日計量が13日都内で行われ、防衛戦に挑むWBAスーパー＆IBFバンタム級王者・井上尚弥（28=大橋）はリミット53.52kgに対し、53.5kgでパス、バキバキのマッスルポーズを決めた。
　対するIBF世界同級５位アラン・ディパエン（30=タイ）は53.3kgでパスしマッスルポーズ、自信の笑みを浮かべた。

【フォト】井上尚弥のバキバキボディ、ディパエンとの睨み合いも

　井上はディパエンについて「計量で見て、しっかり仕上げているし、力の差を見せて、来年ビッグマッチに繋げるように、危なげなくいつも通りしっかり勝つだけです」とディパエンの仕上がりを認める。

　ディパエンは自身の仕上がりについて「計量も終わり、全然問題なくバッチリです。心配なことは全然ない」と強調。日本での試合は２度目だが「前回もKOで勝ちました。今回もKOで勝ちます。いっぱい練習したし、明日絶対世界チャンピオンになります」とKO宣言した。
　ディパエンはムエタイで戦績を積みプロボクシングでは12勝（11KO）2敗。現在6連続KO中だ。

　そのディパエンに井上は「ディパエン選手、このくらい気合が入っていないと明日の試合は面白くならないと思います。皆さんの期待、想像を超える勝ち方をしたいと思っていますので、楽しみにしていてください」と話した。

　以前のコメントで、ディパエンをリードパンチだけで倒したいとも語っていた井上、それについては「自分の表現であって実力差を見せて勝つという自分の意気込み。明日リングで向かい合ってから全てを決めたい」とした。

　昨日、ノニト・ドネアがWBCバンタム級のベルトを４R KOで防衛。井上の４団体制覇には必要なベルトだ。「ドネアがいい勝ち方をした」と会見でも述べた井上は「4団体統一に向けて、必要なベルトを持っているのがドネアなので、こだわって行きたい」と語った。今回のディパエンに快勝してドネア戦につなげたいところだ。

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