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【RIZIN】バンタム級GP名勝負の予感! 扇久保博正「夢をつかみ切る姿を見せたい」、井上直樹「圧倒して勝たないと次がない」

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2021/12/29(水)UP

準決勝で対決する、扇久保(左)と井上(対戦カード発表会見での写真)

 12月31日(金)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.33』にて行われる「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」の準決勝で対戦する、修斗二階級制覇者・扇久保博正(34=パラエストラ松戸)と元UFCファイター・井上直樹(24=Serra Longo Fight Team)がそれぞれ個別インタビューに応じた。

【動画】井上の右フック一撃でベテラン・石渡が崩れる!衝撃の1RKO決着

 扇久保は修斗でフライ&バンタムの二階級制覇を飾った実力者。16年にUFCの登竜門的な格闘リアリティ番組『TUF』バンタム級トーナメントで準優勝するも、惜しくもUFC契約を逃した。本トーナメントでは、春日井“寒天”たけし、大塚隆史を破って4強入りした。

 井上は空手出身で、17年に日本人史上最年少の19才でUFCと契約。UFC戦績は1勝1敗。昨年2月にRIZIN初参戦すると5戦全勝。本トーナメントでは、石渡伸太郎、金太郎といった強豪相手を下している。

 二人は公開練習を行っており、扇久保は得意のグラップリングワークを披露し、「理想は井上選手が心折れて、最後に僕がチョークで極める」と完全決着を臨んだ。対する井上は、軽快な動きのシャドーを披露した後にミット持ちをしただけでパンチを見せることはなかった。

 戦い直前の個別インタビューで、二人が何を話すのか注目が集まった。

 まず扇久保は金髪に刈り込みを入れるヘアスタイルで登場し、「いつも通りのルーティンにしました」と一言。「やっと大会が迫ってきて井上選手と戦えるので、自分の持てる力を解き放ちたい」と本番が待ち切れない様子だ。この言動だけでも、扇久保がどれだけの練習を積んできて、どれだけの自信があるのかが伝わってくる。

 イメージトレーニングも完璧で、「マイクパフォーマンスだけではなく、すべてが終わって家に帰るまでのイメージもしています」と、心身ともに最高の状態に持ってきていることをうかがわせた。また扇久保は、「骨折もあって、それを乗り越えてきたんで、メンタルは図太くなった」と過去の苦い経験が、土壇場で活きていることを実感している。

 そして、「20代前半の選手が3人。30代半ばに差し掛かった男のどんなことをしても夢をつかみ切る姿を見せたいですね」と扇久保は語った。

 対する井上はコンディションを聞かれると、「ばっちりです。準決勝、決勝まで上がってきた選手は、みんな強いのですが、圧倒して勝たないと次がないと思っています」と強気の姿勢を見せた。口数は少ないものの、言葉の一つひとつから自信が感じられる。扇久保との勝負所についても、「何もさせないようにしたい。何がきても対応できるようにして、圧倒しないとダメだなと思っています」とコメントした。

 優勝するまで一日2試合を勝ち切る過酷な道になるが、大切なポイントについて井上は「ミスなく冷静さを保つこと」と挙げる。冷静、ミスをしない、何がきても対応する、これらの言葉を繰り返した井上は、自らに言い聞かせているようでもあった。

 バンタム級GPに出場する朝倉海、瀧澤謙太、扇久保博正、そして井上直樹はともに四者四様のコメントを出していたが、共通していたのは「優勝するのは自分だ」という強い信念。彼らの戦いは、どの試合も外れなしの好勝負になることだろう。

☆この大会の全試合順、スケジュールなど詳細

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