小比類巻貴之、シバターの手口は”氷山の一角” 自身がタイで騙されボロ負けの過去も告白
昨年の大みそかRIZINで起こったシバターvs久保優太の八百長疑惑について、元K-1王者の小比類巻貴之が自身のYouTubeチャンネルで「やり方は汚いが、すべては、シバター選手の作戦通りに思えた」とし海外で起こる対戦相手への嫌がらせについて語った。
小比類巻に直接この動画をアップした理由について直接聞くと「世界に行けば本当にいろんな選手がいる。個々でしっかり気を付けていくしか無い」と世界に目を向ければ氷山の一角であると言う。
この対戦は通常の公式戦ではあり得ない12kg差、久保の76.2kgのスーパーミドル級vs.シバターの88.65kgのクルーザー級のRIZINでは俗に言う大晦日エンターテイメント枠での出来事だった。
【フォト】パンツ一枚で「手加減してください!」と久保に土下座するシバター
試合前日の公開計量からシバターは久保に「手加減してください!」と床に頭をつけるほどの土下座し盛り上げるも、裏では1Rだけはシバターの顔面は殴らず、互いに流すとシバターからの願いを受け入れていた久保。しかし試合ではシバターが一転、流すはずの1Rから本気で攻め、わずか94秒、飛びつき腕十字で一本勝ちを勝ち取った。このような汚い手口は海外に目を向けると公式戦でも嫌がらせはあり、小比類巻本人も被害に遭ってきた。
具体的なことについては「アップした動画が全てです」という。
小比類巻は動画で、すでに周知されているシバターと久保の試合前のLINEのやり取り、試合内容と結果、その後に久保が暴露した経緯を整理してから自身の海外での苦い経験をもとに見解を述べている。
冒頭で小比類巻は、「総合ルールと体重差を考えると、シバター選手が勝つと思っていた」と語り、実際に試合を見て「久保選手が最初に様子を見ているうちに、やられてしまった」と違和感がなかったと振り返った。
しかし、申し合わせの件も発覚し、海外で起こる対戦相手への嫌がらせの例を挙げていった。
「自分も昔、タイで試合をした時、1週間前に現地へ着いて調整して臨むことがありました。空港へ着いたら関係者が迎えに来てくれて、トラックの荷台に乗せられて、なぜか2時間かけてカンボジアの国境近くまで連れていかれました。仕方なくそこで練習していたら、『計量しないから体重を落とさなくていい』と言われて安心していたら、直前になって『計量がある』と急に言われて慌てて減量し、ボロ負けしました」
事前に打ち合わせを持ちかけられてこようが、負けは負け。「その意味では、シバター選手は勝負師だったということです。すべて作戦ですから、それをシバター選手がするのは、彼の戦い方。やり方は汚いけど、賢く勝ったんだなと思います」と信じた久保が悪かったとの見解を明かした。
他の例では、「過去にボクシングの海外の世界戦で、わざと(対戦相手側の関係者が)宿泊ホテルの部屋の前や隣りで騒いだり、寝かさないように嫌がらせをすることがあったようです。何度もいたずら電話をして相手を寝かさないようにするのは、海外ではよく聞く話です」と語った。
また、「SNSで言い合うことも含めて、そういう時代になってきたということ」とコメントし、「もしも僕が同じ立場で負けたら、『やられた! 勝負師に一本取られた』と叫びます」と加えた。最後に久保に対しては、「これまで久保選手は、K-1やGLORYで実績を作ってきて、キャリアの最後がシバターになっていいのかということです。僕は久保選手がMMA挑戦を決めた時に、ミルコ・クロコップになると言いましたが、これから結果を出してそうなってほしいです」と続けた。
小比類巻が言いたいのは世界に目を向ければこれも氷山の一角、シバターとの件は試合が終わるまでトレーナーも妻のサラさんも知らなかったと言う。今後は陣営としっかりスクラムを組んでいくことが必要になる。シバター戦で格闘生活を最後とせず、仕切り直して再出発が期待される。
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