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モハメド・アリ孫の豪快KO、快勝の裏にはアリに勝利のフレージャー弟子

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2022/01/31(月)UP

モハメド・アリ孫のニコ・アリ・ウォルシュ(Getty)

 129日(日本時間30日)オクラホマ州のハードロックホテル&カジノで行われた[スーパーミドル級4回戦]でボクシング元世界ヘビー級王者モハメド・アリの孫、ニコ・アリ・ウォルシュ(21=米)がアリシャッフルを見せながらの左フックで2ラウンド見事なKO勝ち。試合後「アリシャッフルを出すプランはなかったが出てしまったよ」と語り勝利を喜んだ。

【動画】アリシャッフルからの豪快KO! 相手は立ったまま気を失う

 ウォルシュはこれでデビュー4勝目(3KO)。しかし前戦の先月12月11日の試合では無敗の選手に苦戦、判定勝ちしたものの、試合内容に「死ぬほど悔しかった。あの試合が起こってから、もう6、7回は(映像を)見たよ」と語っている。彼は今年夏に大学を卒業するが、その試合は試験真っ只中でもあった。

「それは僕の戦い方の言い訳にはならない。もっといいパフォーマンスをするべきだったんだ」と悔やんでいた。

 今回はリチャード・T・スローンを初のヘッドトレーナーに迎えてリングに上がった。スローンは奇しくもモハメド・アリにプロ初黒星を与えたジョー・フレージャーに師事したボクサーだった。米ボクシングメディア『The RING』のインタビューでウォルシュは「彼のバックグラウンドがジョー・フレージャーであることを知っている」と言うも「リチャードと私は本当によくコミュニケーションをとっている。彼は私のことを気にかけてくれている」と良好な関係をアピール。そして試合に挑み、今回のアリシャッフルも飛び出す2R KOに繋がった。

 試合後のマイクで「冷静に試合を行うことや、頭の動きとディフェンスは改善できたと思う。先月戦ったばかりだから、この短期間に小さな改善をすることができたので、次の試合で何ができるか」と期待を膨らませた。新トレーナーとともに果たして次はどのような試合を見せてくれるのか期待される。

【選手データ】2022年1月30日現在
ニコ・アリ・ウォルシュ(21=米)2000年7月11日 米シカゴ出身/身長183cm/リーチ188cm/階級:ミドル級、スーパーミドル級(76.20kg)/構え:右/プロ戦績4戦(3KO)無敗。
備考:30戦のアマチュア経験を経て21年8月に1R TKOでプロデビュー。ボクシング元世界ヘビー級王者モハメド・アリの孫

▶︎次のページは【動画】アリシャッフルからの豪快KO! 相手は立ったまま気を失う

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