2022/02/16（水）UP
（最終更新：2022/03/13 14:17）

向かい合う弥益（左）と萩原

　3月20日（日）丸善インテックアリーナ大阪にて開催される『RIZIN.34』の対戦カード発表会見が16日、都内で行われ、RIZIN MMA ルール（66.0kg）：5分3Rで弥益ドミネーター聡志（32=team SOS）と萩原京平（26=SMOKER GYM）の対戦が発表された。
　弥益は元DEEP王者のベテラン選手。RIZINでは朝倉未来に敗れるもRISE王者ベイノアと激闘を展開し判定勝利。
　対する萩原はRIZINでは平本蓮をTKOで破り、昨年は朝倉未来には判定で敗れたものの、11月のRIZIN TRIGGERでは昇侍に強烈なサッカーボールキックでTKO勝ちを収めた。

【動画】萩原京平が昇侍に豪快TKO勝ちの瞬間、連打からサッカーボールキック炸裂

　萩原は会見で「ドミネーター選手とは1年前に自分が試合したいと思っていて、1年前から全く負ける気はしなくて、いろんな経験をして（1年前よりも）更に強くなっているので、地元大阪の何万人というファンの前で思いっきりぶっ飛ばして、サラリーマン業に専念させてあげようかなと思ってますね。榊原社長、今回このカード、ぜひメインカードでお願いします」とアピール。サラリーマン格闘家・弥益に引退に持ち込ませるという。

会見に出席した弥益ドミネーター聡志（左）と萩原京平

　対する弥益は、その萩原に「以前から自分と対戦したいとアピールしてくださって、今ではRIZINフェザー級トップクラスの勢いのある選手に成長されたという感想ですので、そんな選手からまだやりたいと言っていただけるのは光栄です」と感謝。
　しかし「振り返って見ると一番最初に自分とやりたいと言ったときは朝倉未来選手とやる足ががりでちょうどいい、という理由で対戦要求されまして、ベイノア選手に（弥益が）苦戦したときは、やっぱりドミネーターには興味なくなりましたと言い始め、朝倉選手に（萩原が）こっぴどく負けた後にドミネーターとやらせろと言い始めるという、全体を通してアピールに誠意が感じられないとイラついていましたので、3月20日は忘れたくても忘れられない日にしようと思います。榊原社長、このカード、メインで大丈夫ですか？」と萩原の発言を返した。

　榊原社長は「2人のご意向は汲みました。持ち帰らせていただきます」と回答した。果たしてメインとなるか。

　引退に追い込むという萩原、元DEEP王者・弥益には挑戦する気持ちがあると言うが勝利を確信する。
「ドミネーター選手が昼間仕事している間も自分は格闘技しているので、追いついていると思っているので今回は圧倒的な試合をします」と意気込んだ。

　対する弥益は「せっかく試合をするなら、いろんな人に見ていただいた方がいい意味でも悪い意味でもやりがいがあると感じているので、ありがたく思います。ただ会社員としての日常生活が送りづらくなっているのは皆さんご認識いただきたいと思います」と会社員と格闘家の二刀流は32歳になった現在、会社では責任のある立場にもなり以前ほど格闘技に集中できる時間が厳しくなっていることを示唆した。

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