【K-1】武尊、那須川天心にメッセージ「お互い万全の状態で、6月東京ドームで待っている」
2月27日(日)開催された『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』(東京体育館)のスペシャルエキシビションマッチにて、軍司泰斗と激しい打ち合いを展開した武尊が28日、一夜明け会見に出席した。
【動画】武尊のフックがヒット!軍司はアゴが跳ね上がるも反撃し激しい打ち合いへ
6月に那須川天心との世紀の一戦(58kg契約)が控えている武尊。その前に一戦挟みたいという要望があり、その体重に近いフェザー級(57.5kg)の王者・軍司との対戦となった。
今回の試合は、普段の試合より大きい14オンスグローブと脛当てを装着し判定はないものの、ダウンやKOありの“ガチ”エキシ。武尊と軍司は、本番の試合さながら、足を止めて、フルスイングで激しく殴り合う場面を見せ、観客を沸かせた。
昨年3月のレオナ・ペタス戦以来、11ヶ月ぶりの試合を終えた武尊は「K-1リングの感覚とか、あの会場の雰囲気を久しぶりに味わえたのもすごい良かった。あと、軍司選手という、これからのK-1を代表する選手と、拳を交えることができたのが、僕の中でもすごい良い経験だったし、パワーもらいました」と、昨夜の試合を振り返った。
また、試合の中で軍司が打ち合いに応じたことについて「気持ちで繋がり合えた。すごい楽しかった」といい、「6月に向けて、調整試合ではないんですけど、自分の中で身体作りも含めて、色々と試す部分もあった。そう言う意味でも、軍司選手にパワーと言うか、応援のメッセージを、拳でもらえたと思った」と、この試合を通して、天心戦へのシミュレーションが出来たことに感謝した。
天心戦を想定して、試合2日前に62kg(水抜きなし)、水抜き後に59kg台、リカバリー後に61.75kg(試合当日の朝)の体重で、この日のリングに立った武尊。「今回気付けて良かったという部分が凄いあった。体重は落とすだけだと本当食べることをやめれば落ちるんで簡単ですが、アスリート、格闘家は落とした状態で戦わないといけない。特に次の試合にはリカバリー制限もあり、難しい部分も色々とある。今回、修正点など色々と気付けたので、一回試して良かったと思いました」と、課題を知った事で、“本番”に向けてさらに良い準備に繋がるだろう。
6月に向けて進化の過程の武尊だが「スピードが凄い上がっているのを自分でも感じる。スピードとプラスして、手数も凄い出るようになった。その部分、強化されているのを感じる」と、手応えを感じつつ、「筋力を持続させること、パワーを落とさないことが課題」と、さらにここから完璧な状態に仕上げていく構えだ。
また、6月の天心戦で負けたら引退と公言していることから、今回のエキシビションマッチが、K-1の最後の試合になるかもしれないと意識したかとの、記者の問いに、「僕は試合をやる時に毎回、そう思って出ている。K-1デビュー戦からもそうだし。K-1で一回でも負けたら引退すると思って、ずっとやってきた。昨日もその気持ちでリングに上がりました」と、改めて、常に覚悟を持ってリングに上がっていることを強調した。
最後に、天心が4月のRISEのラストマッチで、6月前に1試合を挟むことについての意見を求められると、武尊は「怪我だけしないでほしい。6月は思い切り、お互い万全の状態でやり合いたいので。6月東京ドームで待ってます、と言いたいです」とメッセージを送った。
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