【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈、”効かせる”拳の進化を実感!次戦は「ムキムキな外国人選手と戦いたい」
3月12日(土)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT 2022 vol.2』の一夜明け会見が13日(日)都内にて行われ、初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王者となり、2階級制覇を達成した、ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)が出席した。
ぱんちゃんは、1Rから前進を続ける喜多村に対して、前蹴りで突き放し、組んではヒザ、さらに右ストレートと攻撃を当てる。2Rには喜多村の横っ面にぱんちゃんの右のパンチがモロに入り、ダウンを奪う。そのままペースを握り判定勝ちして、2階級制覇を達成した。
ぱんちゃんは、トレーナーと戦略を立て、左の顔面ヒザ蹴りを狙っていた。それは、喜多村の構えを研究し、有効と予測してのものだった。だが、喜多村の構えが以前と変わっており、顔面が空いていたため、顔面前蹴りや右ストレートを使う戦略へ切り替えた。「嬉しくてそれ(右のパンチ)ばっかりになりましたね。相手がふらっとなっていて、興奮してしまいました」とぱんちゃん。自身のパンチの進化に確信を得たようだ。
その一方、「まだまだ課題が残った」と謙虚な姿勢を見せる。具体的な課題点を聞かれると「散らせなかったところです。今回はボディ、アッパーも練習していましたが、散らせないのが私らしい。練習したことが試合に出るまで、時間がかかってしまう。難しいです」とコメント。自身のレベルが上がれば上がるほど、更なる進化を見据える彼女のストイックさが垣間見える。
デビュー当初から、前に出すぎるため、上手く距離を作れず”効かせるパンチ”を打てなかったことが課題でもあった。今回の試合では「自分から出してしまうと倒せない。見えない攻撃を出せるようにしたかった」と、倒せるパンチの進化に手応えを感じることもできた。
ぱんちゃんから「今年はコンスタントに試合をしていきたいです」とのコメントを受けた、宮田プロデューサーは、次戦について「考えます」とするが、6月26日の新生KNOCK OUTのビッグマッチ、東京国立代々木第2体育館大会には「ぜひ出て欲しい。6月26日は絶対にスタンバイをしてほしい」と公開オファーした。
気になる次戦の対戦相手について、宮田プロデューサーは「チャンピオンとしてふさわしいカード、ファンの皆さんが見たくなるカードを作っていく。(今年の)全大会、海外選手でもいいかなと思っている。層が薄いから(日本人と)やってくれというのは(違う)。13戦13勝で国内の女子ファイターで3本に入るので、自信を持っていってほしい。世界の相手とやっていくべき」と、対世界のマッチアップを明言。
それを聞いたぱんちゃんは「負けるかもしれないというカードであれば、僅差になるかもしれないし、外国人選手は怖いけど頑張りたい。ムキムキな選手と戦いたいです」と語り、最後に「KOができないのも、次戦こそできるように近づいていきたい」と、倒せる女子ファイターへの目標を掲げた。
●編集部オススメ
・【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈、ダウン奪う完勝で二階級制覇達成
・【KNOCK OUT】3.12 全試合 結果速報(ぱんちゃん璃奈vs喜多村美紀、小笠原瑛作、日菜太ほか)
・【DEEP JEWELS】中井りん、貫禄のTKO勝利で藤田翔子を撃破=試合結果
・【DEEP JEWELS】3.12 全試合結果(中井りん、杉山しずか出場のフライ級GPなど)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!