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【ボクシング】女子MMAで活躍した赤林檎がアジア王座挑戦「どんどん強いやつと戦って無双していきたい」

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2022/03/30(水)UP

MMAから転向の赤林檎が3戦目でアジア王座を争う

 女子格闘技で活躍し、20年にボクシングに転向した赤林檎(27=真正)が、ついにタイトル戦を迎える。
 4月16日(土)大阪・エディオンアリーナ第二競技場にて開催される『REAL SPIRITS.79』のメインイベントで、WBO女子アジアパシフィック王座決定戦を争う。相手は元OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者の平安山裕子(へんざん・ゆうこ/34=平仲)。
 編集部の取材に赤林檎は「どんどん強いやつと戦って無双していきたい」と意気込む。

赤林檎(前列右)が沖縄のベテラン平安山(中列左)と対戦@akaringo1027

 赤林檎は日本拳法をバックボーンに18年にMMAデビュー。野性味溢れる強烈な打撃と、ワイルドビューティーなビジュアルで人気を博した。
 20年にDEEP JEWELS ストロー級暫定王者決定戦を行うまで上るも、TKO負け、試合後にボクシング転向を表明した。MMA戦績は4勝3敗。

 ボクシングは21年4月にTKOでプロデビュー戦勝利を飾ると、8月には元五輪強化選手を相手に判定勝利している。3戦目で今回のチャンスを掴んだ。現在はJBCバンタム級3位。

 対する平安山は沖縄県出身で、2010年にデビューしたベテランだ。18年にOPBF東洋太平洋女子バンタム級王者を獲得し、沖縄県のジムとして初の女性王座獲得となった。

鬼の形相で右ストレートを打ち込みTKOする赤林檎(昨年4月)

 現在は連敗しており、前戦は昨年6月の[日本女子バンタム級王座決定]、谷山佳菜子に負傷判定で破れ王座を逃している。戦績は8勝(2KO)11敗4分で、JBC同級2位。

 赤林檎は平安山について「強打者で打たれ強く、スタイルがとてもかっこいい」と評価も「でも私の方がかっこいいです」と平安山のファイトを上回るとする。

 MMA時代には、道場が無く公園で練習を行っていた。現在は真正ジムで練習やスパーリングを行っているが、公園での青空練習も続けており、“野生児ファイト”は健在だ。

MMA時代、計量でムキムキの剛腕を見せつける赤林檎

 赤林檎は「戦うことが純粋に何よりも大好き。本当にこの人は戦うことが好きなんだろうな、楽しいんだろうなって、そんな人間性まで見えてしまうような自分らしい試合をするつもりです」と好戦的なファイトを約束する。

 SNSでも「ベルトは強いやつとやるためのパスポート。絶対獲りにいく!」と意気込んでいる。今回の試合に勝ち、さらなる”強いやつ”との戦いに名乗りを上げることが出来るか。

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