【RIZIN】リベンジに燃える矢地祐介「トータルで勝負する」悪夢の連敗が始まった因縁のグスタボを倒し再浮上目指す=4.16
4月16日(土)に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催される『RIZIN TRIGGER 3rd』でルイス・グスタボ(ブラジル)と対戦する矢地祐介(フリー)の公開練習が行われた。両者は18年8月に対決し、グスタボが2R KO勝利。矢地は、リベンジマッチに向けて闘志を燃やしている。
公開練習で矢地は、金原正徳を相手に1分間の打撃マススパーを披露した。練習では仮想グスタボを金原が務めることもあるという。矢地は「金原さんだけではなく、集まってくれるメンバーに仮想グスタボとなってもらうこともあります」とチームが一丸となって対策を練っていることを明かした。
グスタボとの再戦は以前から浮上していたがコロナ禍の中で、なかなか実現しなかった経緯がある。それが功を奏し、十分な対策が練られているのかもしれない。矢地はその点について、「去年の夏からグスタボ対策としてやってきましたので、2年前のデータにはなりますが、何も問題はありません」と準備が整っているとコメントした。
十分な対策を立てていたとしても、実行するのは簡単なことではない。かねてから矢地は自分の手持ちのカードの切り方の重要性を語っているが、「(打・倒・極の)どれかに固執するとうまく行かなくなるので、MMAなんで一本の軸がありつつ、トータルで勝負して行きたい」と柔軟に対応する意識が高いようだ。おそらくセコンドに就くロータス世田谷の八隅孝平会長が、カードの切り方をその場で判断して指示していくのだろう。
昨年大晦日のRIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ戦は、「負けはしましたが、自分なりにやってきたことは出せたと思っています。サトシ選手が、これから海外の強い選手と対戦していくと思いますが、あの時点でのチャンピオンとの距離は分かりました」と手応えを持ったという矢地。サトシとの距離が分かれば、あとは差を埋めていくだけ。今回のグスタボ戦で勝利を収めれば、差は近くなることだろう。
ちなみにサトシがライト級からフェザー級へ階級を落とすかもしれないという噂も広まったが、「あれはリップサービスだと思います。憶測で意見を言うのは何ですが、見ての通り、体が大きいので落ちないと思います」と矢地は笑い飛ばした。自身については、「落ちませんよ。だから階級を上げたんですから」とのこと。
階級の話はともかく、まずはグスタボへのリベンジが最優先課題だ。グスタボ戦から始まった連敗は、グスタボへのリベンジで勢いを取り戻す。今の矢地は、復讐に燃えている。
【2人の近況】
矢地は16年にRIZIN参戦し、無敗の5連勝中だったが18年、グスタボにKO負け。その後は19年のベラトール日本大会でKO勝利したものの、RIZINでは5連敗。しかし練習環境を一新した昨年からは当時の修斗王者・川名TENCHO雄生、DEEP王者・武田光司に勝利と国内王者に2タテ。大晦日にはRIZINライト級王者・ホベルト・サトシ・ソウザへリベンジ挑戦に臨んだが、2R一本負けした。
対するグスタボはヴァンダレイ・シウバの弟子で、RIZIN参戦時は無傷の8連勝で全フィニッシュ。矢地を倒し連勝記録を伸ばしたが、19年4月に朝倉未来と対戦し、激闘の末に判定負けした。19年10月のライト級トーナメントに参戦すると、1回戦で上迫博仁をTKO葬。しかし準決勝で現Bellator世界ライト級王者のパトリッキー・フレイレにKO負けした。その後はコロナ禍で長らく試合が出来なかったが、約2年半ぶりに復活が決定した。
▶次ページは、【動画】矢地がパワフルなパンチ連打で武田光司の右目を潰す
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