2022/04/11（月）UP
（最終更新：2022/04/11 17:03）

公開練習で鋭いジャブを放つ牛久©️RIZIN

　4月17日（日）東京・武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催される『RIZIN.35』のRIZINフェザー級タイトルマッチにて、前王者・斎藤裕（パラエストラ小岩）との防衛戦に挑む、同級王者・牛久絢太郎（K-Clann）が11日、都内で公開練習を行った。

　牛久は現在、DEEPフェザー級王座との二冠を持つ。昨年10月の横浜大会でRIZIN初参戦ながら急遽、当時のRIZINフェザー級王者・斎藤のベルトに挑戦が決定。飛びヒザ蹴りで斎藤の眉間を大流血させ、TKO勝利で見事戴冠した。今回がタイトルをかけたリマッチとなる。

【動画】斎藤裕が血だるまになった牛久のヒザ蹴りの瞬間

昨年10月の前戦で殴りあう牛久（左）と斎藤（右）

　牛久は公開練習で1分1Rのパンチのみのミット打ちを披露。サウスポー構えから、突き刺す右ジャブを軸に軽快なリズムで快音を響かせた。

　前回の試合の決め手となった飛びヒザ蹴りは「狙っていた」と、K-Clannの名参謀・横田一則代表との作戦の内だったことを語っていた牛久。
　今回の試合に向けても「もちろん、横田さんと（作戦を）仕上げています。基本、横田さんがしっかりと作戦を考えてくれる。僕も質問することはあるが、横田さんはそれに答えてくれるので、納得して（自分の理解に）落とし込めている」と、横田氏との強い信頼関係をベースに今回もしっかりとした戦術は練られているようだ。

牛久との前戦、流血しドクターチェックを受ける斎藤

　さらに斎藤の新たな弱点も見つけたと語る牛久。その詳細は明らかにしなかったが、「お互い試合を1試合挟んでいるので、その映像を見ながら研究した部分もある」と、自信ある表情。斎藤は牛久戦後、昨年大晦日に朝倉未来と戦い、2Rに朝倉にパンチの連打を貰うなどし判定負けしたが、牛久はこの試合の斎藤の戦いを研究し、今回の作戦に活かすようだ。

　前回のタイトル戦勝利は、“運による番狂わせ”であると一部声が聞こえる中、牛久は「前回の試合に勝って、まだ皆さんにも認められていないというのを感じる。次の（タイトル）試合でしっかりと認めてもらえる、そんな試合内容にしたい」と強く意気込んだ。

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