【HEAT】石井慧が元ベラトールの強豪を迎える「この相手に勝つといろいろな扉が開く」=5.7名古屋
5月7日(土)名古屋国際会議場イベントホールにて開催される『カケルホールディングス Presents HEAT50』の記者会見が12日都内にて行われた。
HEAT総合ルールヘビー級王者・石井慧(35=チーム・クロコップ)の出場が決定。ダニエル・スポーン(37=アメリカ/CAMBRIDGE MARTIAN ARTS)と、ヘビー級5分3Rのノンタイトル戦を行う。
石井は北京オリンピック柔道男子100kg超級の実績を引っさげ、2009年12月に総合格闘家としてプロデビュー。国内外のあらゆる団体で実績を残した。2019年3月にはカルリ・ギブレインを下しHEAT総合ルールヘビー級王座を獲得。2020年1月にはクレベル・ソウザを相手に初防衛を果たした。
昨年9月には立ち技格闘技に新たな戦場を求め、K-1に電撃参戦。ここまで3戦3勝(1KO)の戦績を残している。
今年4月に石井はK-1無差別級トーナメントに出場。1回戦では実方宏介をKOで撃破するも、フィニッシュ直前に受けた実方の右ヒザ蹴りで脇腹を負傷。ドクターストップによりトーナメントを途中棄権していた。
その負傷から僅か1カ月での試合となるが、石井は「肋軟骨は柔道の頃から同じところ何度もケガしているので、クセになっている。いい医者を知っているので、ベストな状態で行けるんじゃないかと思います」と、負傷の影響なく試合に臨める自信があるという。
ケガこそしたものの、ここまで3連勝と立ち技でも成果を出した石井。一方で「打撃の地力は上がったと思うけれど、K-1と総合の打撃は違う。総合の試合に向けてアジャストしていかないといけない」と、立ち技の経験は必ずしもMMAに直結しないという考えを示した。
フィニッシュもKOも狙うつもりはなく「KOや一本はついてくるもの。やることをクリアしていったら、フィニッシュして勝つ結果がついてくる」と、自分の持ち味の結果にフィニッシュがあるという持論を語った。
対戦相手のスポーンはNAAFSライトヘビー級、CFFCヘビー級の王座を持つ実力者。2009年11月、プロデビュー。最初の2年間は無敗で、6連勝、ベラトール史上最速9秒のKO記録を持つ。UFCのリアリティ番組ジ・アルティメット・ファイターにも出場。最近ではPFLを主戦場に活躍している。
石井は「いい相手で本物が見せられるカード」と、対戦相手に不足はない模様。「身長がそこそこ高くて打撃が得意」とすでに分析は済ませているという。そのスポーン相手に「この相手にしっかり勝たないと次はない」と、背水の陣を敷く石井。「いい相手にしっかり勝って、強くなった姿を見せたい」と意気込みを見せた。
4月の立ち技からの連戦、さらに負傷明けとハードな一戦に臨む石井は「鉄は熱いうちに打てじゃないですけど、今は無理をする時」と、自らに試練を貸す。「この相手に勝つといろいろな扉が開く」と、今後の展開に可能性を見せる石井は、強豪を相手にどんな未来を切り開くのか。
<決定対戦カード>
▼HEAT MMA ヘビー級 5分3R
石井慧(チーム・クロコップ/HEAT総合ルールヘビー級王者)
vs
ダニエル・スポーン(アメリカ/CAMBRIDGE MARTIAN ARTS)
※会見ではタイトルマッチと発表されたが、ノンタイトル戦に訂正
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