2022/04/16（土）UP
（最終更新：2022/04/17 10:38）

薄い笑みを浮かべるケース（左）に、サトシ（右）は王者の風格

　4月17日（日）東京・武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナにて開催される『RIZIN.35』の計量が、前日16日の『RIZIN TRIGGER 3rd』のイベント内で行われた。メインイベントの［RIZINライト級（71.0kg）タイトルマッチ］で対戦する王者ホベルト・サトシ・ソウザ（ボンサイ柔術）は70.95kg、挑戦者ジョニー・ケース（MMA LAB）は70.90kgで、いずれもパスした。

【フォト】正面から見たケースのバキバキ腹筋！サトシもマッスルポーズ

　2人は19年10月に初対戦をしており、この時はサトシがレフェリーストップ負けで初黒星を喫している。その後サトシは4戦しいずれもTKO勝利、絶対王者としての風格も醸し出している。
　対するケースはこの2年半、MMA戦は無いもののボクシングマッチで3勝している。

挑戦者ジョニー・ケース

　ケースは計量台に乗ると、天を仰ぐようなポーズの後そのままマッスルポーズ。無駄な肉が削ぎ落とされた、リーチの長い体躯が印象的だ。
　王者・サトシが計量パスすると、両腕に力こぶを作り自信満々な表情。分厚い上半身の肌は血色も良く、調子も良さそうだ。
　フェイスオフの後はケースが差し伸べた手をサトシが握り、両者抱擁し健闘を誓い合った。

　計量直後のマイクでケースは「日本に戻ってこれて最高の気分です。自分は最高のトレーニングキャンプをして、最高のコンディションを作って、最高のファンのために最高のパフォーマンスをします。明日は宜しくお願いします」と、ベストコンディションをアピール。

終始落ち着いた様子のサトシ

　一方、サトシはマイクで「前と私は同じじゃない。明日は絶対新しいサトシをみんなに見せたい」と前回の敗北は繰り返さないと力強く語った。

　15日のインタビューでケースは、今回の試合展開について「前回と同じ展開になる」と自分の打撃が勝負を決めると宣言。サトシの寝技は驚異的と認めつつも「私のレスリング力で、彼のテイクダウンを防ぐことができる。もしも私とレスリングの勝負をしようとしたら負けるだろう」と寝技の展開にはならないとした。

　対するサトシは「ボクシングをする時のパンチと、MMAの試合のパンチは少し違います」と、ケース得意のボクシングのパンチは必ずしもMMAでは当たらないとする。さらに前回の敗戦は「心の準備ができていなかった、前回の試合から、すべてが変わりました。今回は、まったく違うサトシが見られると思います」と前の二の舞にはならないと語っている。

　絶対王者の風格も見せるサトシは、MMAで唯一黒星を喫したケース相手にリベンジすることが出来るのか。それともケースが2年半前の試合を再現し、王座を獲得するのか。

＜計量結果＞
▼第10試合　RIZINライト級タイトルマッチ　RIZIN MMAルール（71.0kg）：5分3R
ホベルト・サトシ・ソウザ（ボンサイ柔術/王者）→70.95kg
vs
ジョニー・ケース（MMA LAB/挑戦者）→70.90kg

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