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【ボクシング】武居由樹のKOシーンがスローで公開、打ちながらサイドステップの極意

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2022/04/24(日)UP

武居由樹のKOの瞬間が公開された。(Photo:Takuji Yoshikura)

 4月22日(金)東京・後楽園ホールで開催されたプロボクシングではスーパーバンタム級10回戦で元K-1王者・武居由樹(25=大橋)が、日本S・バンタム級16位の河村真吾(31=堺春木)に2回TKO勝利。そのダイジェスト映像、KOシーンとスローが昨夜23日、主催のPXB公式YouTubeで公開された。

【動画】武居の今回のKOとスローリプレイ(再生するとKOの10秒前より始まります)

 KOシーンは前に飛び込みながら、やや右にサイドに重心移動して右フックをクリーンヒットさせたもの。相手の右ストレートとクロスする形となった。2回1分すぎ、武居はこの技を出した。河村にヒットし、反応できていない様子だったがややバランスを崩すも効いていない様子だ。

 当初、仮にこの技がクリーンヒットしてもKOできるほどではないのではと思っていた。力学的に言えば、右にサイドステップ及び、重心移動すると、重力は当然右方向に。そこで右のフックを左に向かって打ったところで体重は乗りにくい。

武居(右)のKOの瞬間はこのカウンターの右フック

 変わったパンチを打つと思っていたら、20秒後に再びこの技、筆者はそれをカメラのファインダー越しに見ながらシャッターを切った。見事に相手は倒れ失神していた。

 そして公開されたスローでよく見ると、武居は打った瞬間、ほぼまっすぐ前に飛び込みながら右フックを出し、当てながら右サイドに動くというものだった。なるほど、これだとしっかり体重は乗るだろう。打ちながらサイドステップして移動しているため、打った後のカウンターはもらいにくくなる。よく考えられた技だ。

 この動画を見た視聴者は「すごい飛び込みでカウンター、恐ろしい」「パンチの打ち方、捌き方も進歩してる」「飛び込んでのフックKOはハメドのようだ」との声が並んだ。

 確かにこの飛び込みフックは元三団体フェザー級王者ナジーム・ハメドを彷彿させる。また、日本ランクの上位選手数名の強豪の名前が出し、対戦して欲しいという声もあった。
 これで武居は4勝4KO。今回がこれまで最長の2Rだ。この4戦でわずか合計10分01秒しか戦っていない。次は3Rは戦って欲しいという声もある。次戦、武居を苦しめる相手は現れるのか。
(Photo&Text:吉倉拓児)

▶︎【動画】武居のKO今回のKOとスローリプレイ(再生するとKOの10秒前より始まります)

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